International Contemporary Music Festival                Present of Orchestral Asia 2016

CHORAL CONCERT vocal ensemble clumusica

増田真結[京都市立芸術大学、神戸女学院非常勤講師] :
平安末期の古楽譜解釈による合唱組曲集(2015)
MASUDA Mayu : Choral Suite by the interpretation
of old notation in the end of Heian period
vocal ensemble clumusica 箏:中川佳代子

郎君子 やどれるはちす ひらくるおりに ほとけをみるぞ めでたきめでたき よろずのひかり かがやきあいて てらすぞやうれしき
伊勢海 いせのうみのなぎさに しおがいになのりそやつまん かいやひろわんや たまやひろわんや るり るりのちのこだち めでたやたからや いけのはまごとに たまやひろわんや たまやひろわんや
賀殿急 チララリ タラリラ チリラリ タラリラ チイララ タリラリ タラリヤ チイララ タンナアリ リイタリ チヤランナ アリタリ チヤランナ 続

増田真結[作曲]:京都市立芸術大学を卒業(音楽学部賞、京都音楽協会賞)、及び同大学院音楽研究科修士課 程を修了(大 学院賞)。在学時、明治安田クオリティオブライフの奨学生に選出、修士課程在学中にはドイツ・ブレーメン芸術大学へ交換留 2013年京都市立芸術大学院音楽研究科博士(後期)課程修了(音楽博士)。第10回東京国際室内楽コンクール第3位入賞、第 23回現音作曲新人賞受賞、第15回及び第18回 奏楽堂日本歌曲コンクール一般の部第2位入賞、第78回日本音楽コンクール作曲部門a入選。ドイツSyke市における、音を使ったインスタレーションの展覧会<Klanginstallation>に作品を招待出品。これま でに作曲を港大尋、青島広志、佐藤眞、松本日之春、前田守一、中村典子、ヨンギ ・パク =パーンの各氏に師事。日本・音楽家 協会会員。clumusica共宰、邦人作曲家作品の研究と普及を目的とするJCMR KYOTOメンバー。京都市立芸術大学非常勤講師、神戸女学院大学非常勤講師。

トマス・タリス :おんみのほかにのぞみなし(1570)
Thomas TALLIS : Spem in Alium nunquam habui

vocal ensemble clumusica
指揮:石原祐介[京都市立芸術大学非常勤講師] electronics:山口友寛[京都市立芸術大学非常勤講師]

Spem in alium nunquam habui Praeter in te, Deus Israel
Qui irasceris et propitius eris
et omnia peccata hominum

in tribulatione dimittis Domine Deus
Creator caeli et terrae respice humilitatem nostram

I have never put my hope in any other but in You, O God of Israel
who can show both anger
and graciousness,

and who absolves all the sins of suffering man Lord God,
Creator of Heaven and Earth
be mindful of our lowliness


おんみのほかにのぞみなし イスラエルの神よ 怒りと恵みを共に示す
そして苦しむひとの 全ての罪を免じる 主なる神よ
天地の創造者 我らの低さに留意ください

トマス・タリス [作曲] イギリスの16世紀の作曲家、 オルガン奏者。バッハ・ヘンデル誕生の100年前に没した。ロンドンの教会や 修道院、大聖堂、王室礼拝堂で働く。カトリック とプロテスタントが対立する宗教改革時、ラテン語および英語による作品を作曲。 この曲に代表される多重声部による大建築的対位法作品を本学で演奏するため エレクトロニクスの力を借りて40声部を本日の 歌い手の声で録音、円周的球体的音楽的構築を生演奏と協働して、15声部の生演奏と25声部のエレクトロニクス的再生による 40声部の聲の円環により、この全円半球状ホールで上演するものである。

清水慶彦[大分大学教育福祉科部准教授] :異形の法楽奥豊後邪宗祭儀遺聞(2014)
SHIMIZU Yoshihiko : A Hidden Ritual
指揮:石原祐介[京都市立芸術大学講師] 独唱:喜納和[院2]
箏:中川佳代子piano:小嶋稜 vocal ensemble clumusica

本作は、大分大学教育福祉化学部合唱のために作曲したもので、同大学平成25年度第49回合同音楽会、平成26年度第50回合同音楽会で演奏されています。
本作では、いわゆる「隠れ切支丹」のあいだで伝承されてきた「おらしょ」をテキストとしています。「おらしょ」とは、「隠れ切支丹」の祭儀にもちいられる一種 の読誦の総称で、ラテン語のOrationが転化したものとされます。16世紀末から17世紀初頭に宣教師たちによって日本で印刷された『どちりな・きりしたん』、『サカラメンタ 提要』などにふくまれる祈祷文や聖歌が、 キリスト教禁令期に次第に変容・土着化し、もはや原意のわからない呪文のようなものとして伝承され てきました(長崎県生月島などには、当時のラテン語聖歌に由来する旋律をともなう「歌おらしょ」である《なじょう》、《らおだて》、《ぐるりよざ》も伝承されています)。大分県には「おらしょ」などの伝承はみられないようですが、竹田の洞窟礼拝堂址などさまざまな切支丹遺構がみられます。

本作でもちいている「おらしょ」《みぜれめん》は、もとがラテン語とされており(『サカラメンタ提要』の《Miserere Mai》がとくに類似しています)、それがゆえ に呪力の強い「おらしょ」と位置づけられることもあるようです。ただし一般的に、「おらしょ」はその原文や意味について考慮されることはなく、 キリスト教の教 義や信仰とも乖離して、あくまで古くから伝わる意味不明の「呪文」として称えられるものですので、本作において、テキストの意味を理解する必要はあり ません。

清水慶彦[作曲]:京都市立芸術大学音楽学部作曲専攻卒業、同学大学院修士課程修了。同大学院の派遣制度によりブレーメ ン芸術大学にて研鑽をつんだ。京都市立芸術大学大学院博士後期課程修了、黛敏郎作品の研究 論文により博士号(音楽)取 得。これまでに松永通温、松本日之春、前田守一、中村典子、ヨンギ・パク =パーンの各氏に師事。作品集CD『清水慶彦作品集 六相円融』(studio N.A.T)が雑誌『レコード芸術』にて推薦盤に選定されるなど好評を得ている。京都市立芸術大学非常勤講師などを経て2012年より国立大学法人大分大学教育福祉科部准教授。

カルロ・フォルリヴェジ : Spem in Alium [おんみのほかにのぞみなし] (2005)
Carlo FORLIVESI : Spem in Alium
soprano:伊藤黎[今春院修了] soprano:中川郁文[今春院修了]

Spem in alium nunquam habui Praeter in te, Deus Israel
Qui irasceris et propitius eris
et omnia peccata hominum

in tribulatione dimittis Domine Deus
Creator caeli et terrae respice humilitatem nostrum

I have never put my hope in any other
but in You, O God of Israel
who can show both anger

and graciousness,
and who absolves all the sins of suffering man
Lord God,
Creator of Heaven and Earth be mindful of our lowliness

Respond for Sunday Matins, Historia Iudith cf Judith VI , 19 and VIII , 19-20

カルロ・フォルリヴェジ[作曲]:イタリアの作曲家、演奏家、研究者。ボローニャ音楽院、ミラノ音楽院、国立ローマ聖チェチー リア音楽院に学ぶ。フラン のIRCAM、デンマークのDIEM、文部科学省政府給費生として東京音楽大学、フルブライト奨学生とし てノースウェスタン大学で研究。多数の受賞のほか、アイヌ音楽を含む日本伝統音楽と舞踊の分野で研究を重ねた。作品は世界 各地の音楽祭、劇場で定期的に上演されている( アメリカ、 カナダ、 イタリア 、フランス 、ドイツ、 オランダ 、フ ンランド、ポーランド、日 本、中国、オーストラリアなど)。オーケストラ、合唱、室内楽、舞踊音楽、電子音楽、日本伝統楽楽器のために作品が書かれてい る。京都市立芸術大学、東京藝術大学、札幌大学、ノースウェスタン大学、パリ国立音楽院、ソルボンヌ大学、アデレード大学、メル ボルン大学で講演。現在、イタリア国立音楽院教授—作曲。

若林千春 : 魔法陣...数迷宮(1995) [かぞえうたによる変容]
混声合唱と鳴り物のために(1995)
WAKABAYASHI Chinaru : MAGIC SQUARE...Labyrinth of numbers
(Metamorphose by counting-songs)
指揮:若林千春[滋賀大学教育学部教授]
vocal ensemble clumusica

はじめに、ペンタトニックの海の中で増殖し、分裂してゆく“数“のイメージがあった。ある作曲家は、樹々の葉の枚数を、やがては河原の砂粒を数え始めた ということだが、幼少の頃より私にもその傾向があったように思う。
数は抽象的・普遍的・理念的なものであると同時に、象徴的・具象的・体質的・民族的な側面をも持ち合わせている。我が国の掛け算の“九九“には暗記 のためのフ がついており、四は“死“に通じ、“八“は末広がりを暗示し、無理数や電話番号などの語呂合わせは至るところに存在している。(好きな数字、 嫌いな数字が私にはあり、名前にまで数が組み込まれている)
これらさまざまな数の様相にとりかこまれかこまれている状態は、さながら迷宮そのもの、といったところであろう。
作品中に引用される華厳経(一切世界の美塵は、一々の微塵の中より、一切如来の光明、網雲をはなちて。。。)は、無限大と無限小のヴィジョンの、究極 における合一を象徴する。
そして「あちらがわ」でも、再び増殖を始めようとする“数“。。。。(CD 若林千春合唱作品集 『こゑづくし/音迷宮』プログラムノートより転載)

若林千春[作曲]:東京芸術大学作曲科卒業、同大学院作曲課程修了。日本音楽コンクール作曲部門( ー トラ作品)第1 位・安田賞を受賞。第1回東京文化会館舞台芸術作品募集最優秀賞。2001年東京文化会館舞台芸術フェスティバルにて舞台作 品が初演される。現代音楽 ミナー&フ テ バル「秋吉台の夏2006〜2011」の招聘講師として、講演《”うつ”概念による作品と 創造》をおこなう。現在までに9回の作品展を開催。委嘱作品の初演再演多数。「UTU」=「なにもないことのすべて」を コンセプトに 創造活動を展開中。作品は、東京フィルハーモニー・東京交響楽団・札幌交響楽団・東京混声合唱団・東京少年少女合唱 隊・合 唱団 響・松原混声合唱団などにより国内で演奏されているほか、 ジャパンフェスティバルインUKなど世界各国で演奏され、CD・楽譜 がリリース されている。東京藝術大学および同附属高校講師を経て、現在、滋賀大学教育学部教授。京都市立芸術大学非常勤講 師。平成19年度滋賀県文化奨励賞受賞。 http://homepage3.nifty.com/wakabayashichiharu/

稲谷祐亮: 渺聞
声、フルート、打楽器、ヴァイオリン、ヴィオラとエレクトロニクスのための (2015)
INATANI Yusuke : BYOHMON
voice:中部真美[3] vn:藪野巨倫[院2] va:江川菜緒[院1] fl:青木浅間[4]
perc:陶山美輝[本学卒、相愛大学大学院1] 指揮:三原寛志[2] electronics:稲谷祐亮[院2]

木の葉散る宿は聞き分く方ぞなき時雨する夜も時雨せぬ夜も(源頼実) 東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる(石川啄木)
「松蔭の月」−地歌箏曲
軒端の松に秋風の 音も淋しく更くる夜に かかる心のうき雲を 吹きはらひつつ
澄みのぼる 月の御影ぞあきらけき 憂きをなぐさむかたみとて 松のあらしを琴の音にして(作者不詳)

天 空 生 地

稲谷祐亮[作曲] 1992年、奈良県に生まれる。17歳より作曲を始める。作曲を土井智恵子、中川統雄、岡田加津子、葛西聖憲、 中村典子、前田守一の各氏に師事。アラン・ゴーサン、 カルロ・フォルリヴェジ、ラインハルト・フェーベル各氏のマスタークラスを受 講。2015年、京都市立芸術大学音楽学音楽学科作曲専攻を首席で卒業。在学中に、明治安田 リテ ブラ フ奨学生に推薦 される。現在、京都市立芸術大学大学院音楽研究科修士課程作曲専攻に在籍し、研鑽を積んでいる。

聖ヒルデ ルト・フォン・ビンゲン:Ave generosa (12C)[こんにちは こころの廣いひと]
Saint Hildegard von BINGEN ; Ave generosa
soprano:伊藤黎[今春院修了]

Ave, generosa, gloriosa et intacta puella. Tu pupilla castitatis, tu materia sanctitatis, que Deo placuit. Nam hec superna infusio in te fuit, quod supernum Verbum in te carnem induit. Tu candidum lilium, quod Deus ante omnem creaturam inspexit. O pulsherrima et dulcissima, quam valde Deus in te delectabatur, cum amplexionem caloris sui in te posuit, ita quod Filius eius de te lactatus est. Venter enim tuus gaudium havuit, cum omnis celestis symphonia de te sonuit, quia, Virgo, Filium Dei portasti, ubi castitas tua in Deo claruit. Viscera tua gaudium habuerunt, sicut gramen, super quod ros cadit, cum ei viriditatem infudit, ut et in te factum est, o Mater omnis gaudii. Nunc omnis Ecclesia in gaudio rutilet ac in symphonia sonet propter dulcissima Virginem et laudabilem Mariam, dei Genitricem.

Amen

I behold you, noble, glorious and whole woman, the pupil of purity. You are the sacred matrix in which God takes great pleasure.
The essences of Heaven flooded into you, and the Great Word of God dressed itself in flesh. You appeared as a shining white lily, as God looked upon you before all of Creation. O lovely and tender one, how greatly has God delighted in you. For He has placed His passionate embrace within you, so that His Son might nurse at your breast. Your womb held joy, with all the celestial symphony sounding through you, Virgin, who bore the Son of God, when your purity became luminous in God. Your flesh held joy, like grass upon which dew falls, pouring its life-green into it, and so it is true in you also, o Mother of all delight. Now let all Ecclesia shine in joy and sound in symphony praising the most tender woman, Mary, the bequeather/seed-source of God.
Amen.

私はあなたを見る、高貴な、栄光の完全な女性、純潔の弟子。あなたは神が大いなる喜びをもたらす聖なる基盤。天の本質があなたに溢れ、そして神の 偉大な言葉が肉体に宿った。あなたは輝く白いユリとして現れ、すべての創造の前に、神があなたに見る。おお、愛すべき優しいひと、神が歓喜することが いかに偉大であるか。彼の情熱の抱擁をところするため、彼の息子はあなたの胸に憩う。すべての天体の交響をあなたを通して響かせあなたの子宮は喜 びを持って、あなたの純潔が神で輝こうとした時、処女、神の息子を産む。あなたの肉体は歓喜を持って、その生命の緑がその中に降りそそぐ、露の落ちる 草のように、そしてあなたも、すべての母の喜び。今、 キリスト教会が喜びのうちに輝き、種の源で神の遺贈人たる最も優しい女性マリアの誉めたたえの交響が響く。

聖ヒルデガルト・フォン・ビンゲン[作曲](1098-1179)中世ド ツのベネデ ト系女子修道院長で神秘家、40歳頃「生ける光の影」 (umbra viventis lucis)の幻視体験(visio)。自己体験を書と絵に残す。ドイツ薬草学の祖。神学者、説教者、宗教劇作家、伝記作家、 言語学者、詩人、古代ローマ時代以降最初の女性作曲家。

中村典子:天聲地韻 vox caelum,terra rithimus (世界初演)
NAKAMURA Noriko : vox caelum,terra rithimus
spiritual voice:上野洋子[京都市立芸術大学専任講師] tenor:楊雪元[八橋検校]
vocal ensemble clumusica
箏:福原左和子 中川佳代子 横山佳世子[鳴門教育大学非常勤講師]
十七絃:麻植美弥子 打楽器:宮本妥子 [同志社女子大学嘱託講師、相愛大学非常勤講師]
上中あさみ [京都市立芸術大学非常勤講師] 指揮:中村典子 [京都市立芸術大学准教授]

信 唯一 之 神, 全 能 之 父, 天地 万 物 的 创 造 者。信 父 之 唯一 子 主 耶稣基督。
Xìn wéiyī zhī shén, quánnéng zhī fù, tiāndì wànwù de chuàngzào zhě. Xìn fǔ zhī wéiyī zi, zhǔ yēsū jīdū.
他 为 了 人类,为了 拯救 我们, 因 圣 神 降 孕,由 童贞 玛丽亚 诞生。
Tā wèile rénlèi, wèile zhěngjiù wǒmen, yīn shèng shén jiàng yùn, yóu tóngzhēn mǎlìyà dànshēng.
他 下降 阴 府, 第 三 天 复活。他 在 比 拉 多 执 政 时 蒙 难, 被 钉 在 十字架 上, 蒙 受
苦 难, 死而 安 葬。 Tā xiàjiàng yīn fǔ, dì sān tiān fùhuó. Tā zài bǐ lā duō zhízhèng shí méngnàn, bèi dīng zài shízìjià shàng,méngshòu kǔnàn, sǐ ér ānzàng.
他 升 天, 坐在了 全 能 之 父的右边。其日后 从 天 降来,审 判 生 死者。
Tā shēngtiān, zuò zàile quánnéng zhī fù de yòubiān.Qí rìhòu cóng tiān jiàng lái, shěnpàn shēngsǐ zhě.
此 世 永 不 终 结。 信 神 圣。 信 圣, 公, 信徒 之 唯一 教 会, 诸 圣 的 相 通, 罪过 的 赦 免。
Cǐ shìyǒng bù zhōngjié. Xìn shénshèng. Xìn shèng, gōng, xìntú zhī wéiyī jiàohuì, zhū shèng de xiāngtōng, zuìguo de shèmiǎn.
信 肉体 的 复活, 永 恒 的 生 命。 阿们!
Xìn ròutǐ de fùhuó, yǒnghéng de shēngmìng.Āmen! (中国語訳:逄军 パン・ジュィン)

わたしは信じます。唯一の神、全能の父、天と地、見えるもの、見えないもの すべてのものの造り主を。わたしは信じます。唯一の主 ・キリストを。主は神のひとり子、すべてに先だって父より生まれ、 神よりの神、光よりの光、まことの神よりのまことの神。造られることなく生まれ、父と一体。すべては主によって造られました。主は、わたしたち人類のため、わたしたちの救いのために 天からくだり、 聖霊によって、おとめマリアより からだを受け、人となられました。ポンテ ・ピラトのもとで、わたしたちのために十字架につけられ、苦しみを受け、葬られ、聖書にあるとおり三日目に復活し、 天に昇り、父の右の座に着いておられます。主は、生者と死者を裁くために栄光のうちに再び来られます。その国は終わることがありません。 わたしは信じます。主であり、いのちの与え主である聖霊を。聖霊は、父と子から出て、父と子とともに礼拝され、栄光を受け、また預言者をとおして語られました。 わたしは、聖なる、普遍の、使徒的、唯一の教会を信じます。罪のゆるしをもたらす 唯一の洗礼を認め、死者の復活と 来世のいのちを待ち望みます。 アーメン。 [ニケア ・コンスタンチノープル信条: カトリック中央協議会 日本司教団公文書より http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/doc/prayers/nicene.htm]

Credo in unum Deum. Patren omnipotentem, factorem caeli et terrae, visibilium omnium et invisibilium. Et in unum Dominum Jesum Chirstum Filium Dei unigenitum Et ex Patre natum ante omnia ssecula. Deum de Deo lumen de lumine, Deum verum de Deo vero. Genitum,non factum,consubstantiallem Patri:per quem ominia facta sunt. Qui propter nos homines,et propter nostram salutem descendit de caelis. Crucifixus etiam pronobis: sub Pontio Pilato passus,et sepultus est. Et resurrexit tertia die, secundum Scripturas. Et asendit in caelum: sedet dextream Partris. Et iterum ventures et cum gloria judicare vivos st mortuos: cuius regnini non erit finis Et in Spiritum sanctum,Dominum,et vivificantem: qui ex Patre Filio que pro cedit. Qui cum Patre et Filio simuladoratur,et conglorificatur: qui locutus est per Prophetas. Et unam,sanctum catholicam et apostolicam Ecclesiam. Confiteor unum baptisma in remissionem peccatorum. Et exspecto resurrectionem mortuorum. Et vitam venturi saeculi. Amen.

すべてを知る覚醒者に挨拶します。 聖なる観音は考え抜いて知った。それは知恵の完成でした。存在は五つの要素であり、その本当の性質には実体がない。
観 自在 菩薩 行 深 般若 波羅蜜 多 時 照 五 蘊 皆 空 度一切 苦厄
Guān zìzài púsà xíng shēn bōrě bōluómì duō shí zhào wǔyùn jiē kōng dù yīqiè kǔ è

みなさま、聴いてください。現世ではものには実体がない。実体がないゆえにものはものでいられる。実体がないといえどものからは離れない。 ものは、実体がないことを離れてはものでない。およそものというものはすべて実体がない。実体がないということはものであるといことです。 これと同じに、感じることも、かたちも、思うこころのちからも、知るすべても、すべて、実体がない。
舎利 子 色 不異 空 空 不異 色 色即是空 空即是色 受 想 行 識 亦 復如是
shelì zi sè bù yì kōng kōng bù yìsè sèjíshìkōng kōngjíshìsè shòu xiǎng xíng shí yì fù rúshì

みなさま、聴いてください。現世では、すべての存在に実体はない。生じたことも、滅したこともなく、汚れず、汚れを離れず、減ることも増すこともない。
舎利 子 是 諸 法 空 相 不生 不滅 不垢 不浄 不 増 不 減
shelì zi shì zhū fǎ kōng xiāng bùshēng bùmiè bù gòu bùjìng bù zēng bù jiǎn

だからみなさま、聴いてください。実体がないなら、感じることも、かたちも、思うこころのちからも、知るすべても 眼も、耳も、鼻も、舌も、身体も、心も、想いも、声も、香りも、味も、 触れたり、心に向かうものも眼から意識まで、すべてがことごとくない。さとることも迷うこともない。
是 故 空中 無色無 受 想 行 識無眼耳鼻舌 身 意無色 声 香味 触法無 限界 乃至無意識 界無
shì gù kōngzhōng wúsè wú shòu xiǎng xíng shí wú yǎn ěrbí shé shēn yì wúsè shēng xiāngwèi chùfǎ wú xiànjiè nǎizhì wúyìshí jiè wú

老いることも死もなく、老いも死もなくなることがない。苦しみも苦しみの源もなく苦しみに手を出すことも苦しみを止める道もない。
乃至無老死亦無老死尽無苦集 滅道 無智亦無得
nǎizhì wú lǎosǐ yì Wú lǎosǐ jǐn wú kǔ jí miè dào wú zhì yì wú dé
無明 亦無無明 尽
wúmíng yì wú wúmíng jǐn

ゆえに、得ることもなく 道を求めるものの知恵の完成により 心の障りもなく、恐れなく 一切の顛倒した考えから遠く離れ 心の平和の境地に入る。
以無 所 得故菩提薩依般若波羅蜜 多故心無礙 無礙故 無有 恐怖遠離 一切 顛倒 夢想 究竟 涅槃 三世 諸仏依般若波羅蜜 多故得阿耨 多羅三 藐 三菩提
yǐ wú suǒdé gù pútí sà yī bōrě bōluómì duō gù xīn wú ài wú ài gù wú yǒu kǒngbù yuǎnlí yīqiè diāndǎo mèngxiǎng jiùjìng nièpán sānshì zhūfó yī bōrě bōluómì duō gù dé ā nòu duō luó sān miǎo sān pútí

私は知る、大いなる知恵の完成を。 虚しさのない一切の苦しみを超える真実を。
故知 般若 波羅蜜 多 是 大 神呪 是 大明 呪是 無 上 呪 是 無 等 等 呪 能 除 一切 苦 真実 不虚
gùzhī bōrě bōluómì duō shì dà shénzhòu shì dàmíng zhòu shì wú shàng zhòu shì wú děng děng zhòu néng chú yīqiè kǔ zhēnshí bù xū

いきなさい。いきなさい。向こう岸にいけるもの 向こう岸に渡り切れるもの 覚醒するものよ、幸あれ。
故説 般若 波羅蜜多 呪即 説 呪 曰 呪即 説 呪 曰
gùshuōbōrěbōluómìduōzhòujíshuōzhòuyuēzhòujíshuōzhòuyuē
[漢訳:玄奘三蔵 邦意訳:中村典子]

Namas Sarvajñāya. āryāvalokiteśvaro bodhisattvo gaṃbhīrāyāṃ prajñāpāramitāyāṃ carayāṃ caramāṇo vyavalokayati sma: pañca skandhās, tāṃś ca svabhāvaśūnyān paśyati sma. iha Śāriputra rūpaṃ śūnyatā, śūnyatāiva rūpam. rūpān na pṛthak śūnyatā, śūnyatāyā na pṛthag rūpaṃ. yad rūpaṃ sā śūnyatā, yā śūnyatā tad rūpam. evam eva vedanā-saṃjñā-saṃskāra- vijñānāni. iha Śāriputra sarvadharmāḥ śūnyatālakṣaṇā anutpannā aniruddhā amalāvimalā nonā na paripūrṇāḥ. tasmāc Chāriputra śūnyatāyāṃ na rūpaṃ na vedanā na saṃjñā na saṃskārā na vijñānaṃ. na cakṣuḥ-śrotra-ghrāṇa-jihvā-kāya-manāṃsi, na rūpa-śabda-gandha-rasa- spraṣṭavya-dharmāḥ, na cakṣur-dhātur yāvan na mano-vijñāna-dhātuḥ. na vidyā nāvidyā na vidyākṣayo nāvidyākṣayo yāvan na jarāmaraṇaṃ na jarāmaraṇakṣayo na duḥkha-samudaya- nirodha-mārgā, na jñānaṃ na prāptiḥ. tasmād aprāptitvād bodhisattvānāṃ prajñāpāramitāṃ āśritya viharaty a-cittā varaṇaḥ. cittāvaraṇa-nāstitvād atrasto viparyāsātikrānto niṣṭhanirvāṇaḥ. tryadhvavyavasthitāḥ sarva-buddhāḥ prajñāpāramitām āśrityānuttarāṃ saṃyaksambodhiṃ abhisambuddhāḥ. tasmāj jñātavyaṃ prajñāpāramitā-mahāmantro mahāvidyāmantro ’nuttaramantro ’samasama-mantraḥ, sarvaduḥkhapraśamanaḥ. satyam amithyatvāt prajñāpāramitāyām ukto mantraḥ,tad yathā: gate gate pāragate pāra-saṃgate bodhi svāhā. iti Prajñāpāramitā-hṛdayaṃ samāptam.

中村典子[作曲]滋賀県草津市に生まれる。京都市立芸術大学音楽学部作曲専修卒業、京都音楽協会賞受賞。 同大 学院首席修了、大学院賞受賞。同大院在学中にブレーメン芸術大学へゼメスター派遣留学。故廣瀬量平、北爪道夫、前 田守一、藤島昌壽、田島亘、故H.J.カウフマン、G. アミの各氏に師事。日本、韓国、中国、台湾、 アメリカ 、メキシコ、ドイツ、 フランス 、オーストリア 、イタリア、スイス 、スペイン、ノル ウェー、 スウェーデン、 イスラエルの15 国各地で作品上演。7回の個展。91年より京都市立芸術大学で教える。1991年ハ デルベル 大学で自作含む講演(日本の女性作曲家達)。1993年金剛能楽堂初演のバレエ「花變容」が1994年東京フェスティバルバレエ 全米ツアー演目となり全米9都市巡演。1995年 国連憲章50周年記念UNited We Danceでの ンフラン ペラハ 公演に招聘され3回公演。97年第1回小倉理三郎音楽奨学金受給者。Artist in residence in "die Höge(Syke)".国際女性作曲家会議(ドイツ)。2001年京都市芸術新人賞受賞。2008年より京都芸術 ン ー運営委員。2008年2012年と日韓で舞踊家李周煕と連続公演。2010年平成22年度滋賀県文化奨励賞受賞。 Asian Composers League Conference & Festival入選 (2009韓国,2011台湾、2012イスラエル) 2011年ニュージャージー市立大学、2012年イタリア ・”M. ポリーニ“パドヴァ音楽院コンサート。2013年大邱国際現代音楽祭、ボローニャイモラサンドメニコ 教会・ヴェローナ大聖堂公演。2013年2014年イスラエル・ テルアヴィヴブルーメンタ ール センターVOX FEMINAE公演、2014年韓国ARUKO芸術劇場大劇場舞踊連続公演、2014年ザルツブルグ・モーツァルテウム大学で講演(身体と図譜)とコンサート。2015年ファウムチェンバーオーケストラ朝鮮通信使プロジェクトIII日韓国交正常化50周年記念京都公演。2016年 1月韓国現代音楽創造集団empty note & clumusica大邱共同公演。 2016年4月ザルツブルグ・モーツァルテウム大学で講演「流動リズムと音響的推移を通した形状によるアジアの風景—21世紀ウラヴィーアリートとして—視覚現象融合による音響推移を通した言語的構造体再統合《夜色樓臺雪萬家》」と コンサート。日本現代音楽協会、日本作曲家協議会会員。clumusica共宰。 コチの会・東風同人。現在、京都市立芸術大学音楽学部准教授。http://d.hatena.ne.jp/nakamura96/ http://nakamura89.exblog.jp

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by n-nakamura226 | 2016-06-12 20:58 | Comments(0)