アジアの音舞の現在2016

音楽学演習i[創造のための電子音楽演習] 作曲理論研究I,III 作曲演習
アジアの音舞の現在 2016 Music and Dance,Present of Asia 2016

潮象  waving configuration

2016.6.24[FRI] 京都市立芸術大学大学会館ホール

主催 京都市立芸術大学音楽学部作曲専攻中村研究室 clumusica
organizer: NAKAMMURA lab.speciality of composition,
Faculty of Music,Kyoto City University of Arts clumusica

協力:京都市立芸術大学美術学部漆工研究室
cooperation:SASAI lab,speciality of lacquer arts,
Faculty of Arts,Kyoto City University of Arts

ごあいさつ
 本日はお忙しいなかご来場くださりまことにありがとうございます。
  昨年度開始の「創造のための電子音楽演習(音楽学演習i)と、昨年大学会館開催となった国際フェスティバル「アジアの音舞の現在」の第3回を5月開催の国際現代音楽祭「アジアの管絃の現在」同様、作曲理論研究クラスで共に研究中の演奏専攻大学院生と音楽学演習iと作曲演習クラスの作曲専攻大学院生学部生と教員による共同研究発表として、この円形球体のドーム状ホールの特性を生かした上演形態で大学会館で、演奏会を開催させて頂きます。また、先月22日開催の国際現代音楽祭「アジアの管絃の現在2016」におきまして、各方面よりのご支援ご来聴たまわり、まことにありがとうございました。みなさまのお蔭によりまして、様々な観点からの協創の大いなる稔りとともに無事フェスティバルを終えることができましたこと、厚く御礼申し上げます。以下websiteに当フェスティバルプログラムとドキュメント、ヴィジュアルレポートなどをアップいたしておりますので、是非ご一覧いただければ幸いに存じます。 http://nakamura89.exblog.jp
本年度の国際フェスティバルアジアの音舞の現在2016は、「潮象 waving configuration」と題して開催いたします。以下の副題のもと、昨年度の作曲演習と音楽学演習i履修の稲谷祐亮の作品によせることばが導き出す自らの作品、そして日本人の創作、日本の地での創作を詠人不知 anonymous をキーワードに、電子音楽、20世紀の室内楽を中心にプログラミングしております。                             
往還之聲 ゆきかふこゑ 詠人不知anonymous 中村典子
なにをうつくしいとおもい、なにをみにくいとおもうのか。
そのふたつのもののさかいはなになのか。
わたしはうみをうつくしいとおもう。稲谷祐亮                                               今回は、バレエ誕生をかこむ音楽と舞踊による「舞と踊の東西南北」をプログラム中央に持ちます。イタリア・メディチ家からフランス王室へ嫁してBalletiをBalletに結んだカトリーヌ・ド・メディシス[カテリーナ・ディ・ロレンツォ・デ・メディチ]を源とするバレエを、新国立劇場バレエ団ソリストとして活躍[の中村美佳が自身の舞踊による初振付作品として発表いたします。その音楽には、女性初ローマ賞作曲家リリ・ブーランジェが24歳で早逝する前にメディチ荘滞在中に作曲した「古い庭で 行列 明るい庭で」と、早逝のナンバーワンオペラ作家ビゼー「カリヨン(鐘)」に振り付けられ、ガブリエル・フォーレ国際コンクール第1位の金田仁美のピアノとの共演、その源の舞を包むプログラムには、ブーランジェ滞在から101年後の昨年ローマ賞受賞、現在メディチ荘滞在中で、エリザベート王妃国際音楽コンクールグランプリはじめヨーロッパ各地で活躍中の酒井健治のReflecting Space I-Bell,cloud and disincarnationsと、現音新人賞作曲家酒井信明の作品1「紫は水に映らず」の二作で、グリーグ国際ピアノコンクール バルトーク賞の中村圭介のピアノでお届けいたします。 またこれらの舞台を同心円的に包むのは、フランスから本学へ留学中のブランディン・ハモンの考古学的漆作品と日本のフルート音楽の系譜で、寡黙の音楽で早逝の作曲家甲斐説宗の「フルートのための音楽」と、日本のバルトークとも云える作曲家・音楽学者の福島和夫「冥」「春讃」を、本学大学院博士課程の森本英希と修士課程の大村優希恵が、またカンボジア・アメリカの作曲家チナリー・ウンによる歴史的傑作のスピリチュアルでスパイラルな音象「Khse Buon(四絃)」を学部の西村まなみが、電子音楽作品として、この企画起点となる稲谷祐亮の「影光」「ゆきはな」、遠藤隆明の「砂紋」、春野海の「Neuron Image I」 と中村典子の「眞聲天如」[ファゴット独奏を伴う(高島翔大)]、「眞聲天如」のオリジナルである鈴鹿馬子唄六様として篠笛に井伊亮子を迎え、鍵盤ハーモニカ三重奏、篠笛・十七絃・鈴を伴うピアノ合奏を学部の伊藤慶佑、小嶋稜、西村彰洋(大教大院)と自らの伝統歌唱までを企画施行の自身も加わって、潮象 waving configuration としてお届けいたします。ライティング・デザインは日本画の渡辺佳奈が担当します。各クラスでのさまざまな研究の結果である往環之聲のさまざまをこの地で味わって頂きたく存じます。
 大震災、この春の熊本地震や世界に起こる様々な紛争・災害による困難に至るまで、様々な場所で復興への時間が継続しています。被災者のご冥福をお祈りし、長い復興への道のりに取り組むため、被災地と被災のみなさまと共に力を尽くして参りたいと存じます。今後共なにとぞこ指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
中村典子 collaborative supervisor of
ensemble clumusica & vocal ensemble clumusica
京都市立芸術大学音楽学部准教授



考古学の地層を掘るように、私は漆を研ぐ。
全く異なるように見える二つの領域の間を
つなぐ橋を描きながら。
埋もれ、そして個々の考古学者によって
堀り出された人類の過去に
インスピレーションを得ながら。
人類の過去の中に新しい考えを求めて。

ブランディン・ハモン [漆]
1990年7月12日 ル・マン(フランス)に出生
2008年6月   ナント・リベット高校でバカロレア(応用芸術)取得                     
2008-2010年   ナント国立大学美術史考古学専攻卒業                          
2010-2012年  フランス国立高等工芸美術学校ENSAAMA ヨーロッパ漆専攻ディプロム取得 
2012-2013年  ナント国立大学考古学専攻在学      
2013月2-6月  展覧会「Entre Laque」出展 CERAM メーヌ県考古学センター            
2013-2014年   H.B Laque設立 パリのヨーロッパ漆アトリエ May Pham Van Suuと共同制作       
2014年6月-    現在、京都市立芸術大学美術学部漆工専攻研究留学生

Blandine HAMON

Naissance le 12 Juillet 1990 à Le Mans, France
Juin 2008, Diplômée du Baccalauréat Arts Appliqués à Lycée Eugène Livet, Nantes, France
2008 – 2010, Étudiante en Histoire de l'Art et Archéologie à l'Université de Nantes, France
2010 – 2012, Étudiante en D.M.A. Diplôme des Métiers d'Art spécialité Laque à l'ENSAAMA Olivier de Serres, Paris, France
      Juin 2012, Diplômée du D.M.A. Laque avec les Félicitations du Jury
Février 2013 – Juin 2013, Exposition « Entre Laque », exposition de son projet de fin d'étude du D.M.A.
       Laque au CERAM, Centre d'Études et de Ressources Archéologiques du Maine, Allonnes, France
2012 – 2013, Étudiante en Archéologie à l'Université de Nantes, France
2013 – 2014, Création de son Auto-entreprise dans le domaine de la laque, HB. Laque
      Chantiers avec l'Atelier Art du Laque de May Pham Van Suu, Paris, France
Octobre 2014 – (Septembre 2016), Étudiante en Programme de Recherche pour Étudiant Étranger spécialité Urushi (Laque Japonaise) à l'Université des Arts de Kyoto, Japon
Born the 1990 July 12th at Le Mans, France
2008 June, Graduated of Senior High School speciality Applied Arts at Eugène Livet High School, Nantes, France
2008 – 2010, Student in History of Art and Archeology at Nantes University, France
2010 – 2012, Student in D.M.A. Arts and Crafts Diploma speciality Lacquer at l'ENSAAMA Olivier de Serres, Paris, France
2012 June, Graduated of D.M.A. Lacquer with The Jury Congratulations
2013 February – 2013 June, Exhibition « Entre Laque », exhibition of her D.M.A. Lacquer Certificate project at CERAM, Maine Center of Archeologic Studies and Ressources, Allonnes, France
2012 – 2013, Student in Archeology at Nantes University, France
2013 – 2014, Freelancer speciality Lacquer, HB. Laque
      Works with Atelier Art du Laque of May Pham Van Suu, Paris, France
2014 October – (2016 September), Student in Research Program for Foreign Student speciality Urushi (Japanese Lacquer) at Kyoto City University of Art, Japan

Work Philosophy
«Je ponce la laque comme on creuse les strates archéologiques, traçant des passerelles entre deux domaines que tout semble opposer.
Je révèle le passé que j’ai enfoui dans mes couches de laque en m’inspirant de notre passé enterré et exhumé par l’archéologie.
Je cherche dans notre passé des idées nouvelles...»

«I sand lacquerware as we dig archaeologic stratums, tracing links between two domains which seem different.
I reveal the past I intered in the layers of lacquer, inspired by our buried past, exhumed by archaeology.
I search our past for new ideas...»

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by n-nakamura226 | 2016-06-29 06:06 | Comments(0)