国連大学の側で

3月19日は、トーキョーワンダーサイトにレジデンスで滞在中のフルーティスト
Camilla Hoitengaさんと国連大学の側で再会しました。

この場所は私にとって特別な場所です。

となりには岡本太郎さんの像のある、こどもの城があります。

13年前の5月、こどもの城でバレエ作品を練習し、演奏者と私はサンフランシスコに旅立ちました。

その二ヶ月まえの3月には、東京フェスティバルバレエがSAKURAという作品を全米ツアーのプログラムとして持って行ってくださいました。

振り付けは、新・国立劇場の石井潤さん。

信じられないような、ひょんなことで私の作品がアメリカデビューしてしまったのです。

石井潤さんは長くフランクフルトのカンパニーでプリンシパルとして踊ってこられた方です。

学校で、作品なにかありませんかと突如言われ、持っていったら、、、。

結論から言うと、その曲が演奏された舞台は、戦後半世紀の、吉田茂がサンフランシスコ平和条約を批准したまさにその舞台でした。

サンフランシスコオペラハウスの正式名称はSAN FRANSISCO WAR MEMORIAL OPERA HOUSE。

その曲は、国連憲章50周年記念国際舞踊フェスティバルで日本代表バレエ作品として上演されました。

世界中の有名バレエカンパニーがほとんどつどい、それぞれの国の音楽に振り付けた新作を持ち寄ったのです。

作品番号1のNOLIという作品。

半月の劇場暮らし。バレエカンパニーのオリンピック。

行きの新幹線で、岡本太郎さんの明日への神話が渋谷に設置されることが、ニュースで流れていました。

その渋谷で、昨年6月に友人の舞踊家李周煕さんと会いました。
彼女は一年間の在外研修で日本に滞在中でした。
それまでに8年日本に滞在して日本でとった博士号をお持ちです。

彼女もまた、NOLIを舞踊作品として振り付け、京都で上演してくれています。

思いがけず、東京の地で私たちと私たちの作品は交差していました。

カミラは2月のミュンスターでのKLANG ZEITや昨年6月のケルンでの公演の録音を持ってきてくれました。

演奏してくれた作品は、アガタとナビ。

フルートであることさえ忘れてしまうほど「笛」の音楽が素晴らしいのです。

私を導いた、これらの交差のみなもとの空の向こう側の存在へ感謝といのりをささげます。


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by n-nakamura226 | 2008-03-21 02:59 | 公演 concert festival | Comments(0)