<   2008年 07月 ( 2 )   > この月の画像一覧

私は昨年夏、2007年 8月5日に線維筋痛症を発症しました。

突如夜半に身体の中を日本刀で斬りつけられるような激しい痛みに襲われ、眠ることも、横たわっていることもじっとしていることも出来ず、ひたすらもだえ動き続けるほかありませんでした。

身体はこわばり、極度の疲労と完全な不眠状態におちいりました。

はっきりと、これは呪いだ、、、、そう感じました。

そしてその朝、朝日新聞の日曜版にこんな記事が載っていました。

線維筋痛症。

あの日本テレビのアナウンサー大杉君枝さんが痛みに耐えきれず、自殺してしまわれた病気だと。

しかし、この朝の新聞記事のおかげで私はその日のうちに行動にでることが出来ました。

まずは明治鍼灸大学(現:明治国際医療大学)の線維筋痛症の専門外来で連日、針と灸の東洋医学系の治療を受けたこと。

そして西洋医学では故郷の草津にある線維筋痛症の専門外来を設けている西岡医院で検査を受け 、対症療法として24時間持続する痛み止めの処方を受けたこと。

もし発病が大学の夏期休業中でなければ、間違いなく失職、、、、夏のあいだ毎日、治療にほぼ丸一日を費やしていたのですから。

しかもこの病気は保険が効きません。老後の蓄えを全額放出、すべてを身体のマッサージや移動のタクシー代に使いました。

私の症状はピークに達していました。

指先も神経が丸出しになり、がんじがらめに体中縛られているようにこわばり、思った場所に指が動かずでたらめにつっぱらかり、ピアノが弾けなくなっていました。

毎日、1〜2時間のハンドマッサージを受けました。費用は一日一万円。つまり月額30万円。
ほかに漢方、代替療法などなどで月額10万円。月収等はるかに越える高額が飛ぶように無くなってゆきました。一日8時間以上働けません、5時には帰らせてください、どうか助けてください、と学生さんに事情を話しました。

学校は保険の効かない病気には協力できません。

一切公的な援助のないところで生きられるか、まさに人体実験、、そう思って闘いました。

これはロストジェネレーションのいわゆる梯子を外された状況とほぼ一緒か、、?そんなようにも感じました。

アレクサンダーテクニックという、身体の筋肉の使い方を正しくする療法をかつてピアノを教えてくださった笠原先生にご紹介いただいてルカス先生にレッスンを受け始めて数ヶ月後、やっとピアノが弾けるようになったのは2008年2月。

実は、そのひと月前の1月に耳が急に聞こえにくくなり、低音のある周波数の音域が聴こえなくなり、治療にひと月かかりました。

本当に怖かった、音のバランスもへったくれもありません。昨日まで聴こえていた音が部分的に聴こえないのですから。

少し聴こえる域が減ったままですが、なんとか翌月に回復しはじめました。そして、このブログを始めたころに接続するのですが、、、、

あと少しで、発病一年となります。

今日、偶然に電車の中で草津の西岡医院の西岡先生に会いました。

なおるのに平均7〜8年はかかる線維筋痛症が、音楽を通して支えてくださる滋賀県の、そして京都の、日本中の、そして世界中のみなさんが直接に、間接に助けてくださり、今、私はこの病気から治癒する世界で一番早い治癒例になろうとしています。

特に、よし笛のアンサンブルを頼んでくださったことがきっかけで川のほとりのこもりうたの存在を思い起こさせてくださり、そこに歌詞もつけるように頼んでくださった元京都市交響楽団首席オーボエ奏者の呉山平煥さん、ブログとメールで励まし続けてくださったよし笛協会理事の赤澤さん、そして川のほとりのこもりうたを、それこそ世界中という規模で演奏し始めていただいた時、

そう、崖の上から突き落とされ心身ともに死に体になる一歩手前で、地球という世界になんとか自力で踏みとどまれたのだ、とそう思います。支えてくださった皆々様、本当にありがとうございます。

痛い!!!と、私は聞いてくれるかたには誰でも声を大にして訴えました。

もっと早くにそうすれば、この病気は決して発病しなかったでしょう。

しかし、たとえ発病してもいつかかならず線維筋痛症は治る!!そう確信しています。

病気になった方々へ、私がアドバイスできることは不特定多数のひとに病気を知ってもらうこと、そしていろいろなかたに反応をもらい、言葉をかけてもらうことが一番治癒につながる、そう思います。

心から反応してもらえず、大変悲惨な事件が起こっていることも、社会全体、私達全員で受け止めておかなければならないこと、そう感じます。

また、書きます。これまで病気の私を支えてくださったすべての方々に心より御礼申し上げます。

[PR]
春に名古屋から電話がかかってきました。

8年前に東京で共演したことのある素敵なマリンバ奏者の
田中紫織さんからです。

ご主人の名古屋フィルハーモニー管弦楽団首席トロンボーン奏者である
田中宏史さんとの二重奏を委嘱してくださって、出来上がった曲がGANJIN WAYです!

2008年7月15日、名東文化小劇場にて田中宏史さん&田中紫織さんにより
無事初演されました。

大きな何かがつないでくれる不思議なご縁にこころより感謝し、
何が私達をつないでくれたかをしみじみ感じています。

10代にものすごく愛していたことが、時を経て新しい形になっていくこと。

40代ってすごく素敵な時間なんだな、と感動しています。

以下は、田中さんのCD。ご覧ください、すごくかわいい!!
チラシはまたアップします。

e0146075_1223717.jpg

[PR]