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by n-nakamura226 | 2016-06-30 06:31 | Comments(0)
音楽学演習i[創造のための電子音楽演習] 作曲理論研究I,III 作曲演習
アジアの音舞の現在 2016 Music and Dance,Present of Asia 2016

潮象  waving configuration

2016.6.24[FRI] 京都市立芸術大学大学会館ホール

主催 京都市立芸術大学音楽学部作曲専攻中村研究室 clumusica
organizer: NAKAMMURA lab.speciality of composition,
Faculty of Music,Kyoto City University of Arts clumusica

協力:京都市立芸術大学美術学部漆工研究室
cooperation:SASAI lab,speciality of lacquer arts,
Faculty of Arts,Kyoto City University of Arts

ごあいさつ
 本日はお忙しいなかご来場くださりまことにありがとうございます。
  昨年度開始の「創造のための電子音楽演習(音楽学演習i)と、昨年大学会館開催となった国際フェスティバル「アジアの音舞の現在」の第3回を5月開催の国際現代音楽祭「アジアの管絃の現在」同様、作曲理論研究クラスで共に研究中の演奏専攻大学院生と音楽学演習iと作曲演習クラスの作曲専攻大学院生学部生と教員による共同研究発表として、この円形球体のドーム状ホールの特性を生かした上演形態で大学会館で、演奏会を開催させて頂きます。また、先月22日開催の国際現代音楽祭「アジアの管絃の現在2016」におきまして、各方面よりのご支援ご来聴たまわり、まことにありがとうございました。みなさまのお蔭によりまして、様々な観点からの協創の大いなる稔りとともに無事フェスティバルを終えることができましたこと、厚く御礼申し上げます。以下websiteに当フェスティバルプログラムとドキュメント、ヴィジュアルレポートなどをアップいたしておりますので、是非ご一覧いただければ幸いに存じます。 http://nakamura89.exblog.jp
本年度の国際フェスティバルアジアの音舞の現在2016は、「潮象 waving configuration」と題して開催いたします。以下の副題のもと、昨年度の作曲演習と音楽学演習i履修の稲谷祐亮の作品によせることばが導き出す自らの作品、そして日本人の創作、日本の地での創作を詠人不知 anonymous をキーワードに、電子音楽、20世紀の室内楽を中心にプログラミングしております。                             
往還之聲 ゆきかふこゑ 詠人不知anonymous 中村典子
なにをうつくしいとおもい、なにをみにくいとおもうのか。
そのふたつのもののさかいはなになのか。
わたしはうみをうつくしいとおもう。稲谷祐亮                                               今回は、バレエ誕生をかこむ音楽と舞踊による「舞と踊の東西南北」をプログラム中央に持ちます。イタリア・メディチ家からフランス王室へ嫁してBalletiをBalletに結んだカトリーヌ・ド・メディシス[カテリーナ・ディ・ロレンツォ・デ・メディチ]を源とするバレエを、新国立劇場バレエ団ソリストとして活躍[の中村美佳が自身の舞踊による初振付作品として発表いたします。その音楽には、女性初ローマ賞作曲家リリ・ブーランジェが24歳で早逝する前にメディチ荘滞在中に作曲した「古い庭で 行列 明るい庭で」と、早逝のナンバーワンオペラ作家ビゼー「カリヨン(鐘)」に振り付けられ、ガブリエル・フォーレ国際コンクール第1位の金田仁美のピアノとの共演、その源の舞を包むプログラムには、ブーランジェ滞在から101年後の昨年ローマ賞受賞、現在メディチ荘滞在中で、エリザベート王妃国際音楽コンクールグランプリはじめヨーロッパ各地で活躍中の酒井健治のReflecting Space I-Bell,cloud and disincarnationsと、現音新人賞作曲家酒井信明の作品1「紫は水に映らず」の二作で、グリーグ国際ピアノコンクール バルトーク賞の中村圭介のピアノでお届けいたします。 またこれらの舞台を同心円的に包むのは、フランスから本学へ留学中のブランディン・ハモンの考古学的漆作品と日本のフルート音楽の系譜で、寡黙の音楽で早逝の作曲家甲斐説宗の「フルートのための音楽」と、日本のバルトークとも云える作曲家・音楽学者の福島和夫「冥」「春讃」を、本学大学院博士課程の森本英希と修士課程の大村優希恵が、またカンボジア・アメリカの作曲家チナリー・ウンによる歴史的傑作のスピリチュアルでスパイラルな音象「Khse Buon(四絃)」を学部の西村まなみが、電子音楽作品として、この企画起点となる稲谷祐亮の「影光」「ゆきはな」、遠藤隆明の「砂紋」、春野海の「Neuron Image I」 と中村典子の「眞聲天如」[ファゴット独奏を伴う(高島翔大)]、「眞聲天如」のオリジナルである鈴鹿馬子唄六様として篠笛に井伊亮子を迎え、鍵盤ハーモニカ三重奏、篠笛・十七絃・鈴を伴うピアノ合奏を学部の伊藤慶佑、小嶋稜、西村彰洋(大教大院)と自らの伝統歌唱までを企画施行の自身も加わって、潮象 waving configuration としてお届けいたします。ライティング・デザインは日本画の渡辺佳奈が担当します。各クラスでのさまざまな研究の結果である往環之聲のさまざまをこの地で味わって頂きたく存じます。
 大震災、この春の熊本地震や世界に起こる様々な紛争・災害による困難に至るまで、様々な場所で復興への時間が継続しています。被災者のご冥福をお祈りし、長い復興への道のりに取り組むため、被災地と被災のみなさまと共に力を尽くして参りたいと存じます。今後共なにとぞこ指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
中村典子 collaborative supervisor of
ensemble clumusica & vocal ensemble clumusica
京都市立芸術大学音楽学部准教授



考古学の地層を掘るように、私は漆を研ぐ。
全く異なるように見える二つの領域の間を
つなぐ橋を描きながら。
埋もれ、そして個々の考古学者によって
堀り出された人類の過去に
インスピレーションを得ながら。
人類の過去の中に新しい考えを求めて。

ブランディン・ハモン [漆]
1990年7月12日 ル・マン(フランス)に出生
2008年6月   ナント・リベット高校でバカロレア(応用芸術)取得                     
2008-2010年   ナント国立大学美術史考古学専攻卒業                          
2010-2012年  フランス国立高等工芸美術学校ENSAAMA ヨーロッパ漆専攻ディプロム取得 
2012-2013年  ナント国立大学考古学専攻在学      
2013月2-6月  展覧会「Entre Laque」出展 CERAM メーヌ県考古学センター            
2013-2014年   H.B Laque設立 パリのヨーロッパ漆アトリエ May Pham Van Suuと共同制作       
2014年6月-    現在、京都市立芸術大学美術学部漆工専攻研究留学生

Blandine HAMON

Naissance le 12 Juillet 1990 à Le Mans, France
Juin 2008, Diplômée du Baccalauréat Arts Appliqués à Lycée Eugène Livet, Nantes, France
2008 – 2010, Étudiante en Histoire de l'Art et Archéologie à l'Université de Nantes, France
2010 – 2012, Étudiante en D.M.A. Diplôme des Métiers d'Art spécialité Laque à l'ENSAAMA Olivier de Serres, Paris, France
      Juin 2012, Diplômée du D.M.A. Laque avec les Félicitations du Jury
Février 2013 – Juin 2013, Exposition « Entre Laque », exposition de son projet de fin d'étude du D.M.A.
       Laque au CERAM, Centre d'Études et de Ressources Archéologiques du Maine, Allonnes, France
2012 – 2013, Étudiante en Archéologie à l'Université de Nantes, France
2013 – 2014, Création de son Auto-entreprise dans le domaine de la laque, HB. Laque
      Chantiers avec l'Atelier Art du Laque de May Pham Van Suu, Paris, France
Octobre 2014 – (Septembre 2016), Étudiante en Programme de Recherche pour Étudiant Étranger spécialité Urushi (Laque Japonaise) à l'Université des Arts de Kyoto, Japon
Born the 1990 July 12th at Le Mans, France
2008 June, Graduated of Senior High School speciality Applied Arts at Eugène Livet High School, Nantes, France
2008 – 2010, Student in History of Art and Archeology at Nantes University, France
2010 – 2012, Student in D.M.A. Arts and Crafts Diploma speciality Lacquer at l'ENSAAMA Olivier de Serres, Paris, France
2012 June, Graduated of D.M.A. Lacquer with The Jury Congratulations
2013 February – 2013 June, Exhibition « Entre Laque », exhibition of her D.M.A. Lacquer Certificate project at CERAM, Maine Center of Archeologic Studies and Ressources, Allonnes, France
2012 – 2013, Student in Archeology at Nantes University, France
2013 – 2014, Freelancer speciality Lacquer, HB. Laque
      Works with Atelier Art du Laque of May Pham Van Suu, Paris, France
2014 October – (2016 September), Student in Research Program for Foreign Student speciality Urushi (Japanese Lacquer) at Kyoto City University of Art, Japan

Work Philosophy
«Je ponce la laque comme on creuse les strates archéologiques, traçant des passerelles entre deux domaines que tout semble opposer.
Je révèle le passé que j’ai enfoui dans mes couches de laque en m’inspirant de notre passé enterré et exhumé par l’archéologie.
Je cherche dans notre passé des idées nouvelles...»

«I sand lacquerware as we dig archaeologic stratums, tracing links between two domains which seem different.
I reveal the past I intered in the layers of lacquer, inspired by our buried past, exhumed by archaeology.
I search our past for new ideas...»

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by n-nakamura226 | 2016-06-29 06:06 | Comments(0)

1.影光(electronics)- 稲谷祐亮
INATANI Yusuke (1992- ): EIKOU (2016,version premiere)

2.冥(flute)- 福島和夫

FUKUSHIMA Kazuo (1930- ):MEI (1962)
フルート: 森本英希[D4] flute : Morimoto Hideki

3.砂紋(electronics)–遠藤隆明
ENDO Takaaki(1992-):Sand Ripple (World Premiere)

4.Neuron Image I (electronics) -春野海
HARUNO Kai(1992-):Neuron Image I (2016)

5.フルートのための音楽(flute) -甲斐説宗
Sesshu KAI (1938-1978):Music for flute solo(1976) 
フルート: 森本英希[D4] flute : Morimoto Hideki

6.Reflecting Space I-Bell,cloud and disincarnations(piano)- 酒井健治
Kenji SAKAI (1977- ) : Reflecting Space I - Bell,cloud and disincarnations(2007) 
ピアノ: 中村圭介 piano : Nakamura Keisuke

7-9.古い庭で 行列 明るい庭で(piano)- リリ・ブーランジェ
Lili BOULANGER(1893-1918):D’un vieux jardin Cortège D’un jardin clair(1914)
10.鐘(piano)-ジョルジュ・ビゼー
George BIZET(1838-1875):Carillon (1872) 

振付・舞踊 : 中村美佳 choreograph・dance : Nakamura Mika [7-10]
ピアノ: 金田仁美 piano : Kanata Hitomi [7-10]

pause

11.紫は水に映らず(piano)-酒井信明
SAKAI Nobuaki(1976- ):Un Violet qui ne se rèflèchit pas dans l’eau. (2002) Op.1

ピアノ: 中村圭介 piano : Nakamura Keisuke

12-15.鈴鹿馬子唄六様より small selection –中村典子
NAKAMURA Noriko(1965- ):from Suzuka Mago-uta 6 (2011-)


雛翠 baby green (2013,creation for keyboard harmonica)
鍵盤ハーモニカ: 小嶋稜[4]伊藤慶佑[5]西村彰洋[大教大M2]
眞聲天如 vox verum quasi caelum (world premiere,bassoon & tape)ファゴット: 高島翔大[4]
交聲譜 crossing voices (2011,shinbue & east west ins.)
篠笛: 井伊亮子 十七絃 : 西村彰洋 ピアノ:中村典子
鈴鹿馬子唄 Suzuka Mago-uta (2015,traditional singing) 聲:中村典子
keyboard harmonica : Kojima Ryo, Ito Keisuke , Nishimura Akihiro,
fagotto:Takashina Shota, shinobue:Ii Akiko 17gen:Nishimura Akihiro piano piano:Nakamura Noriko
electronics,traditional singing:Nakamura Noriko

16.四絃(cello)-チナリー・ウン
Chinary UNG(1942- ): Khse Buon (1980) - Chinary UNG
チェロ:西村まなみ[4] cello : Nishimura Manami

17.春讃 (flute)-福島和夫
FUKUSHIMA Kazuo (1930- ):SHUN-SAN (1969)
フルート:大村優希恵[M1] flute : Omura Yukie

18.ゆきはな(electronics) -稲谷祐亮
INATANI Yusuke (1992-) :YUKIHANA (World Premiere)

漆: ブランディン・ハモン urushi : Blandine Hamon

ライティング・デザイン: 渡辺佳奈[4] lighting design : Watanabe Kana
エレクトロニクス:遠藤隆明[4]伊藤慶佑[5] 稲谷祐亮[M2]春野海[M2]
electronics : Endo Takaaki, Ito Keisuke,Inatani Yusuke, Haruno Kai

ヴィジュアルドキュメント:横田真衣[3]中井友路[3]荒木真歩[Grad.School,University of Kobe,M1]
documents:Yokota Mai,Nakai Tomonori,Araki Maho
エレクトロニクス・アシスタンス : 山口友寛[教員] electronics assisntance :Yamaguchi Tomohiro
レコーディング : 西村千津子[教員] recording : Nishimura Chizuko

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by n-nakamura226 | 2016-06-29 06:05 | Comments(0)
program note

影光(electronics)- 稲谷祐亮
INATANI Yusuke (1992- ): EIKOU (2016,version premiere)

なにをうつくしいとおもい、なにをみにくいとおもうのか。そのふたつのもののさかいはなになのか。
わたしはうみをうつくしいとおもう。(稲谷祐亮)

稲谷祐亮[作曲]1992年、奈良県に生まれる。17歳より作曲を始める。作曲を土井智恵子、中川統雄、岡田加津子、葛西聖憲、中村典子、前田守一の各氏に師事。アラン・ゴーサン、カルロ・フォルリヴェジ、ラインハルト・フェーベル各氏のマスタークラス受講。2015年、京都市立芸術大学音楽学音楽学科作曲専攻首席卒業。在学中、明治安田クオリティオブライフ奨学生に選出。2016年ザルツブルク・モーツァルテウム大学京都市立芸術大学交流演奏会でふたつの作品がザルツブルグ初演。国際現代音楽祭アジアの管絃の現在2016で作品上演。現在、京都市立芸術大学大学院音楽研究科修士課程2回生。

冥(flute)- 福島和夫                                            
FUKUSHIMA Kazuo (1930- ):MEI (1962)  

1961年ダルムシュタット国際現代音楽夏季講座の講師をつとめたおり、交通事故で急死した中心的人物ウォルフガング・シュタイネッケ博士追悼のために書かれた。共に東洋思想・東洋的響きのフルート独奏音楽である「冥」と、もう一曲の「春讃」とは、時間に関わる記譜において対を為し、前者は絶対的記譜、後者は相対的記譜をとる。(中村典子)

福島和夫[作曲]日本の作曲家・音楽学者。東京都出身。作曲は独学。。武満徹らと芸術家グループ「実験工房」参加。西洋楽器による東洋思想・東洋的響きの音楽を追求。1970年代後半に日本・東洋伝統音楽研究に主な活動を移す。上野学園大学日本音楽研究所所長・特任教授。

砂紋(electronics)–遠藤隆明                                        
ENDO Takaaki(1992-):Sand Ripple (World Premiere)

自然現象によって引き起こされる砂紋の美しさを表現してみた。(遠藤隆明)

遠藤隆明[作曲]神奈川県出身。5歳からピアノをはじめる。神奈川県立弥栄高等学校音楽専攻ピアノ科卒業。在学中オーストリア、ドイツ、ハンガリー研修でニーレジハーザ・コダーイホール交流演奏会出演。第14回クラクフ音楽アカデミー、第26回京都フランス音楽アカデミー受講。これまでにピアノを石附秀美、加藤伸佳、植田克己、矢澤一彦、花岡千春、樋上由紀子の各氏に師事。パイプオルガンを永瀬真紀氏に師事。作曲を遠藤雅夫、石島正博、武澤陽介、前田守一、岡田加津子、中村典子、葛西聖憲の各氏に師事。京都市立芸術大学作曲専攻4回生。

Neuron Image I (electronics) - 春野海
HARUNO Kai(1992-):Neuron Image I (2016)

数千億のニューロンからなるヒトの神経系は、複雑な神経ネットワークを形成していると言います。 近年の脳神経科学の技術は、その働きを可視化することを可能にしてきましたが、まだその全体を解明するには至っていません。この作品では私が持っている神経ネットワークに対するイメージを、電子音で自由に描いたものです。 それをイメージしているのもまた、脳であると思うと不思議に感じます。 (春野海)

春野海[作曲]京都市立京都堀川音楽高等学校、京都市立芸術大学音楽学部卒業。 葛西進、平田あゆみ、長谷川智子、前田守一、中村典子、岡田加津子の各氏に師事。 カルロ・フォルリヴェジ、アラン・ゴーサン、ラインハルト・フェーベル各氏のマスタークラスを受講。京都芸術祭新人賞、聴衆賞。現在、京都市立芸術大学大学院音楽研究科修士課程作曲専攻2回生。京都府立清明高等学校非常勤講師。

フルートのための音楽 (flute) - 甲斐説宗                                 
Sesshu KAI (1938-1978):Music for flute solo(1976)

一つのものから出発しますが、その一つのものの変化の仕様を観察して下さい。次にその変化がある別の形に到達します。そこでまた、その変化の仕様を観察して下さい。(甲斐説宗)
作品全体のダイナミクスと音域を表す。音域において、前半は限定的、後半は広範囲にわたることがわかる。(伊藤慶佑)

甲斐説宗[作曲]1938年11月15日出生、1978年10月31日没。兵庫県三田町(現在の三田市)出身。東京藝術大学作曲科で長谷川良夫に師事。ベルリン音楽大学で主にボリス・ブラッハー、ヨーゼフ・ルーファーに師事。ジェルジ・リゲティのレッスンも受けた。1969年、ヴィオッティ国際音楽コンクール入賞。1970年、ベルリン国際作曲コンクール入賞。心不全及び甲状腺癌の肺転移で39歳で世を去る。

Reflecting Space I-Bell,cloud and disincarnations(piano)- 酒井健治
Kenji SAKAI (1977- ) : Reflecting Space I - Bell,cloud and disincarnations(2007)

この作曲は2007年、初演者の倉澤華さんの依頼によって書かれた。作品リストの中で一番最初に書かれたピアノソロのための作品であり、これまでに書かれたピアノの作品の中でも特に高い技巧が要求される作品である。 副副題にある「鐘」や「雲」は音型でもっと表現され、鐘はこの楽曲中ほぼ常に鳴らされる鍵盤の中央にあるF音のリズムオスティナートであり、このリズム音型はフランス人作曲家のラヴェルの「夜のガスパール」の中の第二楽章「絞首台」から引用されたものである。冒頭はそのラヴェルの作品に比べてほぼ4倍の速さで演奏されるが、その鐘の音が雲と名付けられたトレモロ音型によって陰りが生じ、最終的には完全に雲のモチーフによって完全に覆われてしまうのである。そのプロセスそのものが、あたかも鐘が次第にその形を失うようであり、それを幽体離脱と名付けたのである。 (酒井健治)

酒井健治[作曲]1977年大阪生まれ。京都市立芸術大学にて学んだ後渡仏。フランス国立パリ高等音楽院、ジュネーヴ音楽院、Ircam(イルカム、フランス国立音響音楽研究所)にて作曲、ピアノ、楽曲分析、電子音楽等を学んだ後、2012年9月マドリッド・フランスアカデミーの芸術部門の会員に選出された。リヨン国立管弦楽団、ルツェルン交響楽団、ベルギー国立管弦楽団、読売日本交響楽団、NHK交響楽団、アンサンブル・アンテルコンタンポラン等のオーケストラ、アンサンブル、またシルヴァン・カンブルラン、ジョナサン・シュトックハマー、ジョナサン・ノット、下野竜也等の指揮者によりヨーロッパ、日本、北米の著名なコンサートホールや音楽祭にて作品が演奏されている。ジョルジュエネスコ国際コンクール作曲部門グランプリ(2007)、武満徹作曲賞第1位(2009)、ルツェルン・アートメンターファンデーション賞(2010)、エリザベート王妃国際音楽コンクール作曲部門グランプリ(2012)、文化庁長官表彰(国際芸術部門)(2012)、芥川作曲賞(2013),ジョルジュ・・ヴィルデンシュタイン賞(2013)等の国内外の賞を次々に受賞し、2015年5月フランス文化省によりローマ・フランスアカデミーのフェロー(ローマ賞)に選ばれた。

古い庭で 行列 明るい庭で(piano)- リリ・ブーランジェ
Lili BOULANGER(1893-1918):D’un vieux jardin Cortège D’un jardin clair(1914)
鐘(piano)-ジョルジュ・ビゼー                                       
George BIZET(1838-1875):Carillon (1872) 

 リリ・ブーランジェは24歳で早逝した女性初のローマ大賞作曲家。20歳での受賞作はカンタータ《ファウストとエレーヌ》。姉が4度挑戦して断念したこともあり妹を手引きしたという。祖父と祖母はチェロ奏者と歌手で、父もまたローマ大賞受賞オペラ作曲家。パリ音楽院で声楽を教えた。パリ音楽院で師弟関係にあったロシアの侯爵令嬢が父と結婚、共に作曲家となるナディアとリリを含む三人の娘の母となる。父の他界後、パリ音楽院で同僚のガブリエル・フォーレが彼女らを教えた。長女は早逝、三女リリも早逝、長らえたのは姉のナディア・ブーランジェのみである。リリの死因は腸結核[クローン病]で、ヴィラ・メディチ[メディチ荘]滞在中にこの「古い庭で・明るい庭で・行列」 を含む幾らかの作品を完成させた。これらの身体状況から、彼女は生活の介助に付添い人の同行を必要としていたが、それを留学先のメディチ荘管理者が許さず健康状態の悪化からほどなく帰国、姉と共に第一次世界大戦従軍のフランス人兵士支援のために病身をなげうって、24歳で早逝した。イタリア・メディチ家からフランス王室へ嫁してBalletiをBalletに結んだカトリーヌ・ド・メディシス [カテリーナ・ディ・ロレンツォ・デ・メディチ]を源とするバレエは、1993年京都金剛能楽堂における初演舞台 《花變容》(作曲:中村典子、振付:石井潤、舞踊:中村美佳、大寺資二、岩本正治、福岡豊 声:福原寿美枝、ヴァイオリン:辻井淳、谷山あけみ、京都市委嘱)で同舞台を翌年全米9都市公演へ導いた主演の中村美佳が、22年後の本日このメディチ荘で生まれた三作と組んで一つの舞台に連続するのは、同じく早逝したオペラ作曲家ジョルジュ・ビゼーのオペラ《アルルの女》カリヨン[鐘]で、酒井健治のReflecting Space I-Bell,cloud and disincarnations《反響空間-鐘、雲、そして非顕現》の反映である。これらを元新国立劇場ソロダンサーの中村が、自身の初振付作品の舞台として完成させた。(中村典子)

紫は水に映らず(piano)-酒井信明
SAKAI Nobuaki(1976- ):Un Violet qui ne se rèflèchit pas dans l’eau. (2002) Op.1

題は、下の俳句 紫は水に映らず花菖蒲 高浜年尾からの引用。(酒井信明)
clumusicaクラムジカ第3回公演では《つゆのそぼふる-夏のささげもの-》で本日と同じ中村圭介の演奏により、ジョージ・クラムの《くじらのこえ》等と共に出原司のくじらの巨大リトグラフの前で上演。酒井信明の作品1。(中村典子)

酒井信明[作曲]1976年兵庫県生まれ。大阪芸術大学音楽学科を経て京都市立芸術大学音楽学部作曲専攻を卒業。在学中、松永通温、中村典子の各氏に師事。第28回現音作曲新人賞受賞。毎日即興演奏を録音してはネットに上げることを日課としている。http://clavichord.seesaa.net/ http://improv12.seesaa.net/

鈴鹿馬子唄六様より small selection –中村典子
NAKAMURA Noriko(1965- ):from Suzuka Mago-uta 6 (2011-)


 2010年鈴鹿馬子唄を東西楽器での管絃楽化を依頼された交聲譜crossing voices (2011,shinbue & east west ins.)から連続する6つのディフェレンシァス。以来、鈴鹿馬子唄を元に鍵盤ハーモニカ三重奏のための雛翠 baby green (2013) エレクトロニクスのための花如 quasi flos(2013)、ファゴットとエレクトロニクスのための眞聲花如 vox verum quasi flos が生まれ、椎間板ヘルニア4度の手術より腰椎すべり症の車椅子生活後リハビリ中に自身で可能となった民謡歌唱の鈴鹿馬子唄(2015)より、本日世界初演のファゴットとテープのための眞聲天如 vox verum quasi caelumまでの六様から、四つを連続上演。(中村典子)

眞聲天如 vox verum quasi flos 音楽史におけるハンガリーのバルトーク・ベ—ラとゾルターン・コダーイによる音集積からの創造は、日本における日本民謡大観の音集積と間宮芳生の音楽創造を始めとする膨大な合唱作曲家達の仕事にあたる。間宮の膨大な合唱造形にしても捉えきれないものは、究極のところ存在としてのマリアの歌である。2010年に私の出生地民謡であると馬子唄の管絃楽編作を依頼された。311直前のその初演を聴いた民謡家がその生理に基づいて共演可能と受け取った東西管絃楽による鈴鹿馬子唄による交聲譜にしても、 原曲鈴鹿馬子唄とは戦後二十年生まれ農村部育ちの私にあってしても交差する時空がもとより失われていた。自国音曲拒絶による近代音楽教育の始まりからの非交差の相 を確かめるべく、馬子唄収集状況を音楽専門学生群としての京都市立芸術大学音楽学部在学生に向けて調査した際、馬子唄は最も在学生の多い近畿三都四都にあっては交通網の発達から民謡存在自体がないこと以上に、全国に渡る学生の出身地馬子唄の記憶との交差もまた、想像通り一切根絶の相にあった。その光の闇の残響を聲達の棺に包み、闇の光を2014年9月14日のサッソーモレッリ教会での花咲く心の庭[古楽の神秘主義と電子音楽の先見の明を通したスリピチュアリティ]に収めた。前年の図形譜五線譜間の往還可能なファゴットのための眞聲vox verumを花如quasi flosに収めたのが眞聲花如であり、眞聲天如ではその聲をanima animusとしてエレクトロニクスと実演の二重奏となる。

中村典子[作曲]次頁参照

四絃(cello)-チナリー・ウン
Chinary UNG(1942- ): Khse Buon (1980) - Chinary UNG
カンボジアの民俗的言語が線状の集積された歌として西洋絃楽器から紡ぎ出される歴史的傑作。ウンの妻スーザン・ウンのヴィオラで初演、そのヴィオラ版が録音リリースされ、チェロ版が出版されている。本日はチェロでKhse Buonを上演。バッハ無伴奏組曲群にも匹敵する弦の高低を問わぬ遥かな螺旋状に広がる時間構造が数十分にわたる持続を永遠の相へと接続、その高度に洗練された融合の妙が静かなる陶酔を伴って深い内観内省へと導いてゆく。(中村典子)

チナリー・ウン[作曲] 1942年11月24日、カンボジアタケオに生まれる。現在はカリフォルニア在住。1964年にクラリネットを勉強するためにアメリカに到着し、作曲に転向。チュウ・ウェンチュンとマリオ・ダビドフスキーに師事し、1974年にコロンビア大学で博士号取得。1988年、ルイスヴィル グロマイヤーアワード(音楽・作曲部門)を受賞した初めてのアメリカ人となり、ケネデイセンターフリードハイムアワード、アーツ&レターズオブアメリカンアカデミー、アジアファウンデーション、アジアンカルチュラルカウンシル、ロックフェラーファウンデーション、フォードファウンデーション、グッゲンハイムファウンデーション、ジョイスファウンデーション、ナショナルエンドウメントフォージアーツも受賞。ノーザンイリノイ大学、コネチカットカレッジ、ペニンシルバニア大学、アリゾナ州立大学、カリフォルニア大学サンディエゴ校で教えている。ウンの音楽は、C.F.ペータースから出版されており、New World Records, Bridge Records, Cambria, London Records, Other Minds, Oodiscs, Nami Records, Kojima Records, Albany Records, Norton Recordings, Composers Recording Incorporated, Folkways Records, Koch Internationalに録音されている。

春讃 (flute)-福島和夫
FUKUSHIMA Kazuo (1930- ):SHUN-SAN (1969)

横長の楽譜に記されているのは音高と音量の多種多様な奏法と音量であり、その線状は直線のようで微妙に記号化されることを拒んだ僅かな揺れを含む手書きの線である。音高においてはト音記号は全ての段で表されず、表象東洋的質感に基づいて装飾音、震音奏法、顫音奏法、滑音奏法、倍音奏法、重音奏法が殆どの音に加わり、それらが加わらないごく僅かの音が構造の核となり、音長においては絶対的に記されることが一切なく、線状に相対的に記される。1969年2月5日から11日、東京六本木で作曲。(中村典子)

福島和夫[作曲]前頁参照。

ゆきはな(electronics) -稲谷祐亮
INATANI Yusuke (1992-) :YUKIHANA (World Premiere)

永しえに辛き 思い出の
花盛りなる 乙女子は
夢ばかりなる 春の日々
明くれば失する 御契りよ

生くるは時の 矢の如し
月のみ照らす 闇の夜に
我が影映る 雪景色
遠吠え哀し 獣の聲

駆り立つる犬は 狂ひ啼き
縺れる絲を切放たむ
さすらひ好む ものなりと
別れの祈り 捧ぐる朝

老いさらばえる 歩みなる
若き我が身の ひとり道
汝の寝ぬる その宿の
扉に残す 我が思ひ                                
 (「おやすみ」《冬の旅》より 詩:ミュラー 古語訳:稲谷祐亮・中村典子)

稲谷祐亮[作曲]前頁参照。

Performers

中村美佳[舞踊]法村友井バレエ学校を経て、同バレエ団に入団。法村牧緒氏に師事。以降退団までプリマとして活躍。1991年(財)松山バレエ団芸術奨励賞受賞。金剛能楽堂での創作バレエ《花變容》主演(音楽:中村典子、振付:石井潤、共演:大寺資二、岩本正治、福岡豊、祝祭京都創生1200年芸術祭典。京 音楽舞踊部門)1995年村松賞受賞。新国立劇場設立と共に入団、開場記念公演「梵鐘の聲」(石井 潤氏振付)の建札門院で主演。くるみ割り人形・マーシャをはじめ、6シーズン、バレエ団公演に参加する。退団後、文化庁国際芸術交流支援事業として行われた京都洋舞協議会メキシコ公演で自身も参加する傍ら、ミストレスを務める。イルミナートフィル&バレエ『ロミエとジュリエット』のジュリエット役、白鳥の湖のオデット役で主演、日本を代表するバレリーナとして存在を示した。現在、自らも踊りながら、中村美佳バレエ教室を主宰、後進の指導にもつとめている。 

中村圭介[ピアノ]兵庫県立西宮高校音楽科を経て京都市立芸術大学音楽学部卒業。ドイツ国立ハノーファー音楽演劇大学芸術家養成課程卒業後、同大学ソリスト課程へ進む。在学中に文化庁在外派遣研修生として研鑽を積み、野村国際文化財団より奨学生として認められ、グリーグのピアノ作品演奏研究を行う。北欧の作曲家の作品を集めた演奏会「北の国から」(2011年2月神戸芸術センター、11月京都芸術センター)や、現代音楽の演奏、初演を数多く手掛ける。CD 清水慶彦作品集「六相円融」など、現在若手ピアニストとして活躍中。兵庫県学生ピアノコンクール最優秀賞。第三回神戸芸術センター記念コンクール銅賞。第22回宝塚ベガ音楽コンクール入選。第26回摂津音楽祭入選。第10回グリーグ国際ピアノコンクールにてバルトーク賞及びディプロムを授与。第24回宝塚ベガ音楽コンクール2位など数多くのコンクールにて入選・入賞。 これまでにピアノを森川和子、田隅靖子、上野真、Einar Steen-Noklebergの各氏に、フォルテピアノをZvi menikerに師事。

金田仁美[ピアノ] 4歳でピアノを始める。第2回ガブリエル・フォーレ国際ピアノコンクールにて審査員満場一致の第1位。(フランス・パミエ市)第12回イル・ド・フランス国際ピアノコンクール第3位(フランス・パリ郊外)第19回吹田音楽コンクールピアノ部門第1位。藤岡幸夫指揮関西フィルと共演。第18回摂津音楽祭伴奏賞受賞。第20回日本ピアノ教育連盟主催ピアノオーディション本選入賞。第23回飯塚新人音楽コンクール ピアノ部門第3位入賞。テレマン室内管弦楽団と共演。第10回浜松国際ピアノアカデミー受講。第18回和歌山音楽コンクールピアノ部門第1位入賞。現田茂夫指揮、大阪センチュリー交響楽団と共演。第48回関西新人演奏会出演。京都市立芸術大学音楽学部卒業。ピアノフェスティバル、学内リサイタル、卒業演奏会等出演。パリ・エコールノルマル音楽院高等ディプロム、室内楽ディプロムをいずれも審査員満場一致の賛同を得て取得。これまで、井出稔子、山岡真弓、服部久美子、笠間春子、岡田敦子、神谷郁代、ブルーノ・リグット、野原みどりの各氏に師事。

大村優希恵[フルート]兵庫県立西宮高等学校音楽科、京都市立芸術大学音楽学部管・打楽専攻を経て、現在、同大学院音楽研究科修士課程器楽専攻1年在籍。第16回びわ湖国際フルートコンクールアドヴァンス部門入選。京都・国際音楽学生フェスティバル2015に参加。第42回フルート新人演奏会に出演、優秀賞受賞。第32回ヤマハ管楽器新人演奏会に出演。大友太郎、酒井秀明、ジョゼッペ・ノヴァ、エミリー・バイノンのマスタークラスを受講。これまでにフルートを新保江美、長谷場純一、大嶋義実、富久田治彦の各氏に、室内楽を倉橋日出夫、大嶋義実、安藤史子、上田希の各氏に師事。

森本英希[フルート]京都市立芸術大学音楽学部卒業。同大学修士課程修了。大阪シンフォニカー交響楽団フルート奏者を経て現在テレマン室内オーケストラのフルート奏者。その他、フルート四重奏団「アンサンブル・リュネット」、現代音楽アンサンブル「ネクスト・マッシュルーム・プロモーション」、ピリオド楽器アンサンブル「京都バロック楽器アンサンブル」のメンバー。また、アレンジや作曲も手がけるなど多方面にわたり活動中。フルートを安藤史子、伊藤公一、大嶋義実、白石孝子の諸氏に師事。故J.ベイカー、故C.ラルデ、M.ラリュー、T.ワイ、Ph.ベルノルド、J.フェランディス各氏のマスタークラスを受講し研鑚を積む。ムラマツ・フルート・レッスンセンター講師。現在、京都市立芸術大学大学院博士課程器楽研究領域在籍。

小嶋稜[鍵盤ハーモニカ]大阪府寝屋川市出身。全日本学生音楽コンクール高校生部門大阪大会2位、同全国入賞。第21 回京都芸術祭奨励賞、第7回堺国際ピアノコンクールD級1位。第14回浜松国際ピアノアカデミーコンクール奨励賞。第12回「万里の長城杯」国際音楽コンクール中学生部門1位。第三回いしかわ国際コンクール第1位。青山財団奨学生。大阪チェンバーオーケストラ、ブラジル・リベイランプレート交響楽団と協奏曲を共演。これまでにピアノを汐巻公子氏、 クラウディオ・ソレアス氏、上野真、三舩優子の各氏に、指揮を藤村知史氏に師事。現在、京都市立芸術大学ピアノ専攻4回生。

伊藤慶佑[鍵盤ハーモニカ、エレクトロニクス]三重県生まれ。現在、京都市立芸術大学音楽学部作曲専攻に在籍。櫻井ゆかり、加藤ユミコ 、岡田加津子、前田守一、葛西聖憲、中村典子の各氏に、ピアノを阪田誠康、樋上由紀子の各氏に師事。

高島翔大[ファゴット]大阪府大阪市出身。15歳よりファゴットを始める。私立大阪桐蔭高等学校卒業。ファゴットを中野陽一朗、國府利支恵の各氏に師事。現在、京都市立芸術大学4回生。

西村まなみ[チェロ] 京都市立京都堀川音楽高等学校卒業。 第18回"長江杯"国際音楽コンクールアンサンブル部門大学の部第3位、 第16回大阪国際音楽コンクールアンサンブル部門第3位。大町剛、雨田一孝、上村昇の各氏に師事。現在、京都市立芸術大学音楽学部4回生。


井伊亮子[篠笛] 愛知県立芸術大学音楽学部卒業。フルートを永長次郎、白石孝子、村田四郎の各氏に、邦楽囃子(笛)を寶山左衛門に師事。スイスのシオン国際アカデミーにてトレヴァー・ワイ氏のマスタークラスを修了。エコーメモリアル・チェンバー・オーケストラ、ブルガリア国立ソフィアフィルハーモニー管弦楽団と共演する等、ソロや室内楽で演奏会に出演する。1999年に菅野茂作曲「長唄カルテット」(WVE-161)を初演の際に篠笛を担当し、同時にCD録音を行う。NHK大河ドラマ『武蔵』では笛指導を行った。2010年より、トヨタグループの(株)デンソーが設立した認定NPO法人アジア車いす交流センターが主催するチャリティコンサートに参加し、障がい児へ車いすを寄贈している。フルートと篠笛とで演奏活動を行う他、後進の指導にもあたっている。ムジカA国際音楽協会会員。2011年、京都芸術祭京都府知事賞受賞。

西村彰洋[鍵盤ハーモニカ]第25回来音会ピアノコンクール銅賞、その褒賞としてドイツにて演奏会出演。第43回京都市立芸術大学卒業演奏会に出演。第55回関西新人演奏会に出演。第43回堺市新人演奏会に出演、奨励賞を受賞。第28回京都芸術祭音楽部 門デビューコンサートに出演、同芸術祭新人賞を受賞。ムジカA国際音楽協会会員。大阪府立夕陽丘高校、京都市立芸術大学音楽学部卒業。 ソロピアニスト、インドネシアのジャワガムラン奏者、伴奏ピアニストとしてジャンルを超えた活動を行う。これまでにピアノを本田尚美、名畑ゆかり、山根亜紀、上野真、宮本弘子各氏に、ジャワ・ガムランのグンデルをTeguh Widodo氏に師事。現在、大阪教育大学大学院に在籍し、音楽ワークショップの研究を進めている。

中村典子[作曲]京都市立芸術大学音楽学部作曲専修卒業、同大学院首席修了。同大院在学中にブレーメン芸術大学へゼメスター派遣留学。故廣瀬量平、北爪道夫、前田守一、藤島昌壽、田島亘、故H.J.カウフマン、G.アミの各氏に師事。日本、韓国、中国、台湾、アメリカ 、メキシコ、ドイツ、フランス 、オーストリア、イタリア、スイス、スペイン、ノルウェー、スウェーデン、イスラエルの15ケ国各地の音楽祭、コンサートホール、アートセンター、放送局、音楽院、大学等で作品上演。7回の個展。1991年ハイデルベルク大学で自作含む講演(日本の女性作曲家達)。1993年金剛能楽堂初演のバレエ「花變容」(振付:石井潤、主演:中村美佳)が1994年東京フェスティバルバレエ全米ツアー演目となり全米9都市巡演。1995年国連憲章50周年記念UNited We Danceでのサンフランシスコオペラハウス招聘連続公演。97年第1回小倉理三郎音楽奨学金受給者。Artist in residence in "die Höge(Syke)".国際女性作曲家会議(ドイツ)。2001年京都市芸術新人賞受賞。 2008年より京都芸術センター運営委員。2008年2012年と日韓で舞踊家李周煕と連続公演。2010年平成22年度滋賀県文化奨励賞受賞。Asian Composers League Conference & Festival入選 (2009韓国,2011 台湾、2012イスラエル) 2013年大邱国際現代音楽祭、ボローニャイモラサンドメニコ教会・ヴェローナ大聖堂公演。2014年イスラエル・テルアヴィヴ・ブルーメンタールセンターVOX FEMINAE公演、韓国ソウルARUKO大劇場舞踊連続公演、ザルツブルグ ・モーツァルテウム大学で講演(身体と図譜)と上演。京都芸術祭京都市長賞。2015年韓国現代音楽創造集団empty note&clumusica京都公演[京都芸術センター]。Hwaum Chamber Orchestra朝鮮通信使プロジェクトIII京都公演。2016年empty note&clumusica韓国大邱公演[大邱芸術発展所]。ザルツブルグモーツァルテウム大学で講演と上演(流動リズムと音響的推移を通した形状によるアジアの風景=21世紀クラヴィーアリートとして=視覚現象融合による音響推移を通した言語的構造体再統合 《夜色樓臺雪萬家 与謝蕪村聲十景》emsemble clumusica,vocal ensemble clumusicaで国際現代音楽祭「アジアの管絃の現在」(2013,2014,2015,2016)「アジアの音舞の現在」(2013.2015)「アジアの箏の現在」(2013)開催。日本現代音楽協会、日本作曲家協議会会員。clumusica共宰。コチの会・東風同人。現在、京都市立芸術大学音楽学部准教授、京都芸術センター運営委員。http://d.hatena.ne.jp/nakamura96/ http://nakamura89.exblog.jp


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by n-nakamura226 | 2016-06-29 06:05 | Comments(0)
Music & Dance,Present in Asian 2016
[with students,master and doctoral students in the class of "seminar of musicology i",
"theoretical research of composition" &" seminar of composition"]

organizer:NAKAMURA lab,speciality of composition
Faculty of Music,Kyoto City University of Arts
clumuisca
cooperation:SASAI lab,specialty of Lacquer arts
Faculty of Arts,Kyoto City University of Arts

国際フェスティバル
アジアの音舞の現在2016

主催:京都市立芸術大学音楽学部作曲専攻中村研究室
クラムジカ
協力:京都市立芸術大学美術学部漆工専攻笹井研究室

all photo by ARAKI Maho
写真:荒木真歩

lighting design:WATANABE Kana 
照明:渡辺佳奈
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urushi : Blandine Hamon
漆:ブランディン・ハモン
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urushi : Blandine Hamon
漆:ブランディン・ハモン
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INATANI Yusuke:EIKOU(2016,version premiere)
稲谷祐亮:影光
electronics: INATANI Yusuke
エレクトロニクス:稲谷祐亮
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FUKUSHIMA Kazuo: MEI(1962)
福島和夫:冥
flute:MORIKOTO Hideki
フルート:森本英希
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ENDO Takaaki:Sand Ripple (2016,World Premiere)
遠藤隆明:砂紋
electronics:ENDO Takaaki
エレクトロニクス:遠藤隆明
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HARUNO Kai:Neuron Image (2016)
春野海:Neuron Image
electronics:HARUNO Kai 
エレクトロニクス:春野海
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Sesshu KAI : Music for flute solo(1976)
甲斐説宗:フルートのための音楽
flute:MORIMOTO Hideki
フルート:森本英希
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SAKAI Kenji:Reflecting Space I -Bell,cloud and disincarnations(2007)
酒井健治:Reflecting Space I -Bell,cloud and disincarnations
piano:NAKAMURA Keisuke
ピアノ:中村圭介
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Lili BOULANGER : D'un vieux jardin Cortage D'un jardin clair (1914)
George BIZET:Carillon (1872)
choreograph & dance: NAKAMURA Mika piano:KANATA Hitomi
リリ・ブーランジェ:古い庭で 行列 新しい庭で ジョルジュ・ビゼー:鐘
振付・舞踊:中村美佳 ピアノ:金田仁美
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SAKAI Nobuaki : Un Violet qui ne se réfléchit pas dans l'eau. Op.1(2002)
酒井信明:紫は水に映らず
piano:NAKAMURA Keisuke
ピアノ:中村圭介
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NAKAMURA Noriko:from SUZUKA Mag-outa 6 diferencias(2011-)
中村典子:鈴鹿馬子唄六様 より
baby green(2013) 雛翠
keyboard harmonica : ITO Keisuke KOJIMA Ryo NISHIMURA Akihiro
鍵盤ハーモニカ:伊藤慶佑 小嶋稜 西村彰洋 
vox verum quasi caelum(2016,World Premiere) 眞聲天如
electronics:NAKAMURA Noriko  basson:TAKASHIMA Shota
crossing voices [on the base of SUZUKA Magouta](2011) 交聲譜[鈴鹿馬子唄]
Shinbone:Ii Akiko 17gen:NISHIMURA Akihiro piano:NAKAMURA Noriko
篠笛:井伊亮子 十七絃:西村彰洋 鋼琴:中村典子
SUZUKA Magouta (2015) 鈴鹿馬子唄
traditional singing:NAKAMURA Noriko 聲:中村典子
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Chinary UNG : Khse Buon(1980)
チナリー・ウン:四絃
cello:NISHIMURA Manami
チェロ:西村まなみ
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FUKUSHIMA Kazuo:SHUN-SAN(1969)
福島和夫:春讃
flute:OMURA Yukie
フルート:大村優希恵
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INATANI Yusuke: YUKIHANA (2016,World Premeire)
稲谷祐亮:ゆきはな
electronics:INATANI Yusuke
エレクトロニクス:稲谷祐亮

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clumusica 21st concert [clumusica friendship charity 23]

International Contemporary Music Festival
アジアの管絃の現在 2016 Present of Orchestral Asia 
禱聲
VOICES for PRAYER
地籟の円環 初源の天庭
circulation of field songs,beginning miniature in sky

2016.5.22[Sun] 京都市立芸術大学大学会館ホール
Kyoto City University for Art University Hall

主催 : clumusica 京都市立芸術大学音楽学部中村研究室 nakamura@kcua.ac.jp
後援 : 日本現代音楽協会 日本作曲家協議会
協力 : 大阪音楽大学作曲専攻諸橋研究室
国立大学法人滋賀大学教育学部若林研究室
国立大学法人高知大学教育学部前田研究室 
国立大学法人奈良教育大学音楽教育講座北條研究室 
国立大学常人大分大学教育福祉部清水研究室

ごあいさつ

「アジアの管絃の現在2016」の開催、おめでとうございます。
本学は2013年に、韓国の作曲家の方々との「協創」事業を開始しました。翌2014年には、中国の作曲家の方々と協力し、中国の伝統楽器「古箏」「古琴」と西洋楽器とを交えた新作の競演が実現しました。さらに2015年には、モンゴルとシンガポール、マレーシアの作曲家・音楽家の方々、ならびにイスラエル、ドイツ、オーストリア、イタリアの作曲家・音楽家の方々とともに、電子音楽、管絃楽、合唱等、多彩な領域を交差させる「協創」プログラムに取り組みました。本年もまた、皆様をお迎えしてこうした取り組みを実現できることは、本学にとっても大きな喜びです。京都でのこの競演とディスカッションとが音楽の新しい扉を開くことを大いに期待しております。

京都市立芸術大学学長  鷲田清一 

近年5年連続開催され、またこの本学大学会館ホールでの開催4度目となる国際現代音楽祭「アジアの管絃の現在2016」の開催を大変嬉しく感じています。中村研究室に拠を置くclumusicaとヨーロッパ・アジア・日本各地の作曲家達による創作と演奏の交流が、この沓掛の地・京都市立芸術大学を舞台に繰り広げられ、京都で多数上演初演される意義と共に、京都がその研究と発表の拠点となる更なる新しい創造の扉を開くことを心より期待しております。

京都市立芸術大学大学院音楽研究科長 山本毅

本日はお忙しいなか「アジアの管絃の現在2016」へお運びくださり誠にありがとうございます。ご協力いただきましたすべての皆様に厚く御礼申し上げます。

今回は、2012年の「􏰁アジアの箏の現在」、2013年の韓国東西楽会と共同開催の「アジアの管絃の現在」と「アジアの音舞の現在」、2014年の中国語圏の作曲家達ヨーロッパの作曲家達と日本の箏・中国の古琴・古箏と室内楽・オーケストラのための創造に取り組んだ「アジアの管絃の現在2」、2015年の中国語圏と英語圏の交差するシンガポール、マレーシアの作曲家達との共同作業で、中国内モンゴルからイスラエル、ドイツ、オーストリア、イタリアと世界各地からの作曲家による日本の箏と中国の古箏と二胡そして西洋楽器のコンビネーションと合唱・オーケストラそして映像とエレクトロニクスまで多ジャンルを結合させた総合的な「アジアの管絃の現在3」に続く「アジアの管絃の現在4」として、京都関西日本アジア世界各地から、京都で京都の歴史性に深く根ざす領域的交差の未来創造の始に開催するものです。

東日本大震災、世界に起こる様々な紛争・災害による困難に至るまで様々な場所で復興への時間が継続するなか、折しも先月4月14日の地震後予想を上回る本震に、一ヶ月を経て千数百回にも及ぶ続震の最中にある熊本地震の被災者のご冥福をお祈りし、現在進行中の被災地をも含む今後の長い復興への道のりに取り組むために力を尽くしてまいります。

今回の二つの演奏会は、禱聲−地籟の円環・初源の天庭と題し、地と真に結んで展開されます。clumusicaメンバーの三つの作品、雅楽ベースの平安末期の古楽譜解釈による合唱組曲集、隠れキリシタンテキストベースの異形の法楽−奥豊後邪宗祭儀遺聞、そしてグレゴリオ聖歌漢訳とサンスクリット漢訳からの創造−天聲地韻 vox caelum,terra rithimusを基盤に、フェスティバル主題「禱聲−地籟の 円環・初源の天庭」を廻って集められた珠玉の作品群には独自の天地との語らいに満ち溢れ、東西そして天地の行き交いはトマス・タリスの40声部多声音楽の華「おんみのほかにのぞみなし」で、アンサンブルメンバー自身の録音と実演の合成交差による360度全周からの響きで皆様を深く包みます。また、会場の20の柱に掲げられて皆様をまなざすのは、美術学部版画研究室20年のPRINTLABコレクションから同研究室の出原司教授と宮田雪乃先生により今主題よりセレクションされた20枚のコレクションです。どうぞ視覚と音響共に、天地を結んだ循環を深く味わって頂ければと存じます。

演奏には主に本学教員と学生卒業生、世界と関西圏をつなぐ奏者があたり、ラウンドテーブルでは、其々の参加作品から、禱聲—声の祈り[見えないもの隠されたもの欠けているものから]をテーマに、まさに全容を現さんとする新たな音世界の初源を、それぞれ重層的に語り尽くします。

clumusica(􏰐クラムジカ・不器用な音楽)は2007年の創立以来、地と真に結んでゆくことを表現の核に据え、アジア圏の活発な現代音楽創造の基点のひとつたらんとすべての世代すべての地域の作曲家と演奏家の協創を指針に活動し、今回で21回目の公演を迎えます。今後共なにとぞご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

collaborative supervisor of ensemble clumusica 京都市立芸術大学音楽学部准教授 中村典子

国際現代音楽祭《アジアの管絃の現在2016》

禱聲 VOICES for PRAYER (clumusica 第21回公演・clumusica friendship charity 23)

フェスティバルメッセージ    鷲田清一(京都市立芸術大学学長)
フェスティバルアドバイザー   山本毅(京都市立芸術大学大学院音楽研究科長)
フェスティバルアドバイザー    大嶋義実(京都市立芸術大学音楽学部長)
ホールポートレイトエキシビジョン   出原司(京都市立芸術大学美術学部教授) 
ホールポートレイトエキシビジョン   宮田雪乃(京都市立芸術大学美術学部非常勤講師)
ステージディレクター          小松淳史(大妻女子大学非常勤講師・
                   京都市立芸術大学音楽教育研究会特別研究員)
ステージディレクター         稲谷祐亮(京都市立芸術大学大学院音楽研究科作曲専攻2回生)
フロアディレクター          佐々木望(今春院修了,N.A.T.)
テクニカルディレクター        伊藤慶佑(京都市立芸術大学作曲専攻5回生)
ライティングデザイン           渡辺佳奈(京都市立芸術大学日本画専攻4回生) 
                   西村千津子(京都市立芸術大学非常勤講師)
エレクトロニクス・アコースティック  稲谷祐亮(京都市立芸術大学大学院音楽研究科作曲専攻2回生)
エレクトロニクス・アコースティック  山口友寛(京都市立芸術大学非常勤講師)
フォトグラファー           荒木真歩(本学卒業、神戸大学大学院1回生)
ヴィデオシューター          佐々木望(今春院修了,N.A.T.)
アンサンブルマネージャー        稲谷祐亮(京都市立芸術大学大学院修士課程作曲専攻2回生)
ヴォーカルアンサンブルマネジャー    池田真己(京都市立芸術大学大学院修士課程声楽専攻2回生)
パーカッション台制作         乃村健一(京都市立芸術大学音楽学部非常勤講師)
パーカッションアシスタンス      伊藤隆也(フリーランス)
ステージ               遠藤隆明・岡田善次・藤田茉奈美
                   (京都市立芸術大学音楽学部作曲専攻4回生)
ステージ               尼子由里絵・山川和也・岩井美紗・横田真衣
                   (京都市立芸術大学音楽学部作曲専攻3・2回生)
ステージ               池内奏音・影近舞帆・宮ノ原綾音
                   (京都市立芸術大学音楽学部作曲専攻1回生)
クラムジカ              増田真結(京都市立芸術大学非常勤講師、
                   神戸女学院大学非常勤講師)
クラムジカ              清水慶彦(国立大分大学福祉化学部准教授)
クラムジカ              中村典子(京都市立芸術大学音楽学部准教授)
企画:clumusica@Nakamura lab,KCUA [増田真結 清水慶彦 中村典子] 


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PRINTLAB 1995-2015 IZUHARA・MIYATA Selection
commissioned by Nakamura lab,Faculty of Music,KCUA
出原 司[版画]1953 年京都生まれ。1979 年京都市立芸術大学西洋画科専攻科修了。時空間互換と言うテーマは壮大に聞こえますが、たいした事じゃない。トンボと言う印刷の為の仕組みはいつも同じ位置にあるから成り立っていますが「時間軸」を無視すると私の巨大な作品になります。いつか時間軸だ けでできたトンボも使えるのでは?と夢想しています。MAXI GRAPHICA(京都市美術館ほか)、和歌山版画ビエンナーレ・和歌山県立近代美術館、1989 年 版から/版へ 京都市美術館アートナウ・兵庫県立近代美術館、現代の版画 1994・渋谷区立松濤美術館、1999 年 現代版画・21人の方向(国立国際 美術館)、2010 年釜山ビエンナーレ(韓国)、2011 年 個展・番画廊、2014 年 HANGA 展/日本とベルギーの版画の今日(Sint-Niklaas City Museum、ベルギー)
宮田雪乃[版画]1986 年三重県生まれ。2012 年京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。共闘、分裂、独立を繰り返しながら、それぞれに立ち現れ ては消えていく経験や記憶の中の風景を作品としています。曖昧に形作られ、微妙に変化し続ける経験や記憶といった メー を推移の総体としてつくりあげることができないかと考えています。【主な展示】2016 年 vs or ≒( ガレリア・グラフィカ |東京)、2015 年 Chasing the Water( アートゾーン神楽岡|京 都)、2014 年 ACG eyes:二次元地層学( アートコートギャラリー|大阪)、2013 年 わたしたちは粒であると同時に波のよう(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA|京都)、2012 年 七月あたりの堂東さんと桐月さんと宮田さん( ギャラリー恵風|京都)、2011 年 RE-Print(文房堂ギャラリー|東京)、2010 年 閨秀の孫娘(思文閣会館|京都)
96' 寺田就子 新しい秘密領域
97' 大西伸明 Slignt decease“banana
97' 浅田香苗 のバランスがくずれかける
98' 太田興美 哲学の道
99' 浅田香苗 同化
00' 田村佳子 音楽家
01' 福田真実 彼的日常
02' 冨永深智 KARA-KARA
03' 吉田宣代 In Her room
04' 野嶋革 「もう言葉までなくしたか・・・」
05' 金山佳弘 relation
06' 石黒英彦 1980年生まれ、次男
07' 松井亜希子 眩暈
08' 尾崎裕美 utsu utsu
09' 宮田雪乃 YOGRET NET
10' 桐月沙樹 Monday
11' 本庄育望 8
12' 伊藤学美 空瓶
13' 上田優奈 ごちゃごちゃ
14' 平田彩乃 オールトの雲


OPENING CONCERT ensemble clumusica

Program
小松淳史[京都市立芸術大学音楽学部音楽教育研究会特別研究員・
    甲南女子大学非常勤講師] : 聲の円環(世界初演)
trombone: 武内紗和子[院修了] 和田翠[今春院修了] 田中功平[2]

北條美香代[奈良教育大学准教授] : 玉響 より I.IV(2013)
cello:大西泰徳[本学卒] double bass:赤松美幸[本学卒]

朴守賢 [ISCM World New Music Days 2009(Sweden),
   2014(Poland)入選]:白の御神樂 (2012)
soprano:和田悠花[M2] double bass:石塚廉[3]

前田克治 : 絃の音 [いとのおと](2012)
violin:柳楽毬乃[4] piano:前田克治 [高知大学教育学部准教授]

諸橋玲子[大阪音楽大学講師]:おとなひII (2013)
keyboard harmonica : 伊藤慶佑[5] 小嶋稜[4]
西村彰洋[本学卒 大阪教育大学大学院2
    京都市立芸術大学音楽学部音楽教育研究会特別研究員]
ラインハルト・フェーベル[モーツァルテウム大学教授]
:Die Masken des Pierrot [道化の面] (2013)
坪能克裕[日本現代音楽協会前会長] : Celestial−Vib (2007)
soprano:上野洋子[京都市立芸術大学専任講師] piano:小嶋稜[4]
伴谷晃二[ エリザベト音楽大学名誉教授] : 風の詩II 余白の旅を求めて
vibraphone:宮本妥子[同志社女子大学嘱託講師、相愛大学非常勤講師]
十七絃箏:麻植美弥子 打楽器:宮本妥子[同志社女子大学嘱託講師、
                  相愛大学非常勤講師]

トークセッション 聲禱—声の祈り
[見えないもの隠されたもの欠けているものから]
北條美香代 [奈良教育大学准教授]
朴守賢 [ISCM World New Music Days 2009(Sweden),2014(Poland)入選]
前田克治 [高知大学教育学部准教授] 諸橋玲子 [大阪音楽大学講師]
坪能克裕[日本現代音楽協会前会長]
伴谷晃二[エリザベト音楽大学名誉教授]
司会:中村典子[京都市立芸術大学音楽学部准教授]

CHORAL CONCERT vocal ensemble clumusica

vocal ensemble clumusica
伊藤黎[今春院修了] 中川郁文[今春院修了]
村辺恵奈[本学卒] 丸山晃子[院修了、神戸市混声合唱団]
石堂藍[本学卒] 中原加奈[本学卒]
片山千聖[本学卒] 瀬戸口文乃[大阪音楽大学大学院修了]
喜納和[院2] 中川智樹[本学卒] 菊田義典[本学卒]
池田真己[院2、神戸市混声合唱団] 宮尾和真[4]
大井卓也[本学卒,大阪市立大学大学院今春修了]
内山建人[今春院修了,びわこホール声楽アンサンブル]

Program

増田真結[京都市立芸術大学、神戸女学院非常勤講師] :

平安末期の古楽譜解釈による合唱組曲集(2015)

箏:中川佳代子 vocal ensemble clumusica

トマス・タリス:おんみのほかにのぞみなし(1570)
指揮:石原祐介[京都市立芸術大学非常勤講師]
electronics:山口友寛[京都市立芸術大学非常勤講師]
vocal ensemble clumusica

カルロ・フォルリヴェジ:Spem in Alium [おんみのほかにのぞみなし] (2005)
soprano:伊藤黎[今春院修了] 中川郁文[今春院修了]

清水慶彦[大分大学教育福祉科部准教授] :異形の法楽奥豊後邪宗祭儀遺聞(2014)
指揮:石原祐介[京都市立芸術大学講師] 独唱:喜納和[院2]
箏:中川佳代子piano:小嶋稜 vocal ensemble clumusica

若林千春 : 魔法陣...数迷宮(1995)
[かぞえうたによる変容] 混声合唱と鳴り物のために(1995)
指揮:若林千春[滋賀大学教育学部教授] vocal ensemble clumusica

稲谷祐亮: 渺聞(2015)
voice:中部真美[4] vn:藪野巨倫[院2] va:江川菜緒[院1]
fl:青木浅間[4] perc:陶山美輝[本学卒、相愛大学大学院1]
指揮:三原寛志[2] electronics:稲谷祐亮[院2]

聖ヒルデガルド・フォン・ビンゲン:Ave generosa (12C)
[こんにちは こころの廣いひと]
soprano:伊藤黎[今春院修了]

中村典子:天聲地韻 vox caelum,terra rithimus (世界初演)
spiritual voice:上野洋子[京都市立芸術大学専任講師]
tenor:楊雪元[八橋検校] vocal ensemble clumusica
箏:福原左和子 中川佳代子 横山佳世子[鳴門教育大学非常勤講師]
十七絃:麻植美弥子 打楽器:宮本妥子 [同志社女子大学嘱託講師、相愛大学非常勤講師]
上中あさみ [京都市立芸術大学非常勤講師] 指揮:中村典子 [京都市立芸術大学准教授]

vocal ensemble clumusica:
伊藤黎 中川郁文 村辺恵奈 丸山晃子 石堂藍 中原加奈 片山千聖 瀬戸口文乃 喜納和 中川智樹 池田真己 宮尾和真 菊田義典 大井卓也 内山建人

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by n-nakamura226 | 2016-06-12 20:58 | Comments(0)
OPENING CONCERT

小松淳史[京都市立芸術大学音楽学部音楽教育研究会特別研究員・
甲南女子大学非常勤講師] : 聲の円環 (世界初演)
KOMATSU Atsushi : Ring of Voice
trombone: 武内紗和子[院修了] 和田翠[今春院修了] 田中功平[2]

この作品は、本日の演奏会の最初を飾るべく、「ファンファーレ」として書かれたものである。編成はトロンボーン三重奏という形を取った。このトロンボーンという楽器は、管を ラ ドさせることで音程を取る。従って、グリッサンドによって音を滑らかに変えることが出来る。そういう観点から言えば、「人の声」に近い管楽器とも言えるのではなかろうか。この作品では、この楽器の特性であるグリッサンドを多用し、「声のファンファーレ」の実現を目指した。お互いの「声」が付いたり離れたりしながら、次第に大きな円を描いていく、そのようなイメージで曲の構成を行った。

小松淳史[作曲]京都市立芸術大学音楽学部作曲専攻卒業。同大学大学院音楽研究科作曲専攻修了。大学院在学中、ウィーン国立音楽大学に交換留学生として派遣される。 十河陽一、藤島昌寿、松本日之春、前田守一、中村典子、岡田加津子の各 氏に師事。<現音in関西>「宮本妥子パーカッションリサイタル」の公募作品に選出される。 第20回奏楽堂日本歌曲 ン ール作 曲部門「一般の部」入選。 現在、甲南女子大学非常勤講師。

北條美香代[奈良教育大学准教授] : 玉響 より I.IV (2013)
HOJO Mikayo:from TAMAYURA I IV
cello:大西泰徳[本学卒] double bass:赤松美幸[本学卒]

玉響の「玉」は宝石、美しい石。その宝石の揺れる刹那の時間をたまゆらと呼ぶ。この揺らいだ一瞬に放つきらめきを表現するのに、 チェロとコントラバスの織りなす低弦のアンサンブルが相応しいのではないか思った。
全曲は4楽章からなり、それぞれが、ときに凝縮した時間を提供し、ときに原始的な表現で、ときに輝きをもって時間を進めてゆく。それぞれの楽章で、4つ の「うた」が唱われる。本日は、そのうちの1、4楽章を演奏する。

北條美香代[作曲]東京藝術大学大学院博士後期課程修了。学位を取得。同大学学部在学中に安宅賞を受賞。「石川の三文 豪によるオーケストラ歌曲作品 コンクール」優秀賞、ほか受賞多数。チェロとアコーディオンのための「かぎろひ」は2012年ニューヨークで演奏され、 アコーディオン奏者大田智美のデビューアルバムに収録されている。Composer Group Cueメンバー。現在、奈良教育大学教育学部准教授。日本現代音楽協会、関西現代音楽交流協会会員。

朴守賢 [ISCM World New Music Days 2009(Sweden),2014(Poland)入選] : 白の御神樂 (2012)
Park Soo-Hyun : White Birth
soprano:和田悠花[M2] double bass:石塚廉[3]

胎児や魂の記憶を表す世界を、私は「白」と呼びます。作曲年の 2012 年は息子の誕生年でもあり、うまれることの美と神秘性がそのまま作品の主題にな りました。子宮内の音に似たベースがゆったり時を刻み、母なる声が母音から「うまれる」の歌を、少しずつ差し込む現世の光が高潮を迎え「生まれくる愛」と いう意味のハングルを歌います。「白」の世界から発展して、悠久や 、平安を想起する「御神樂」を題名に付しました。元は現代舞踊との共同発表で、 白装束の韓国舞踊「 サルプリ」とも イメージを繋げています。

朴守賢[作曲]大阪音楽大学作曲専攻出身。作曲を田中邦彦氏に師事。 作曲家連盟「 音楽祭 2003」、国際現代 音楽協会(ISCM) World Music Days(2009 / ーデン、2014 / ポーランド)等に入選。第 3 回 ACL-Korea 青年作曲賞優 秀賞、第15 回大邱国際現代音楽祭最優秀賞、日本 ラリネット協会作品 ン ール第 3 位、関西現代音楽交流協会作曲賞、 第 7 回全日本吹奏楽連盟作曲コンクール第 1 位、等を受賞。2008 年「朴守賢朗読音楽作品展」(神戸女学院小ホール)、2015 年「Double Respiration」(京都芸術センター)と個展開催。

前田克治 : 絃の音 [いとのおと] (2012)
MAEDA Katsuji : ito-no-oto
violin:柳楽毬乃[4] piano:前田克治 [高知大学教育学部准教授]

日本には、古来より音楽を意味する「糸竹(いとたけ・しちく)」という言葉がある。竹と糸で管絃だと捉えれば、音楽とはかくも ンプルなものかと思わず にいられない。しかし、もちろん、行為の ンプルさは体験の ンプルさを意味するものではない。調弦を拒絶したバ リンと平均律の鍵盤から逃れようと するピ ノ。響きの根源に立ち帰り、震える糸(絃)から剥き出しの音像が立ちあがることを試みた。[中国・四国の作曲家 2012 in 徳島 プログラムより転載]

前田克治[作曲] 1970 年神戸生まれ。大阪音楽大学、同大学院修士課程において、作曲を近藤圭に師事。大阪音楽大学、同志 社女子大学、大阪成蹊短期大学等勤務を経て、2007年秋、南国高知に赴く。現在、高知大学教育学部准教授。これまでに、「絶え 間ない歌~オーケストラの為の」により武満徹作曲賞第1位、「反射の様相〜2台のピアノを伴うオーケストラの為の」によりアレキサン ダー・ツェムリンスキー作曲賞第1位他、クラングフォーラム・ウィーン国際作曲コンペティション入選、秋吉台国際作曲賞山口県知事 賞等入賞、入選。2013年3月、「ピアノ実験室」(高知県立美術館ホール)開催。 2016年3月「高知バリー・ウェッブMusic Project 2016出逢い・創造・祈り・・・そして希望」開催。

諸橋玲子[大阪音楽大学講師]:おとなひII (2013) MOROHASHI Reiko : OTONAHI II
keyboard harmonica : 伊藤慶佑[5] 小嶋稜[4]
西村彰洋 [本学卒 大阪教育大学大学院2 京都市立芸術大学音楽学部音楽教育研究会特別研究員]

見えないものへの畏怖と神秘を感じる「闇」。古代、門(廟門)で神への祝詞を「口(さい)」に収めて祈ると、神が気配・かすかな音で神意を表す。これが 「音なひ」であり、神の「音なひ」があらわれることを「闇」と言い、神は姿の見えない幽暗の時に「音づれ」る、ということです。
様々な音に溢れ、意識して音に向き合うことが少なくなっている今、意識して音に向き合うことが少なくなっている今、古代に神のおとづれを聴き感じて いたことを思い起こし、音が生まれる気配を感じ、かそけき音にじっくり耳を傾け、深く味わう喜びを今一度噛みしめて、鍵盤ハーモニ の世界を生み出すこ とができればと願っています。[現代の音楽展2013 扉—未知なる創造へ 野村誠 鍵盤ハーモニ 三重奏のために。 プロ ラムノートより転載]

諸橋玲子[作曲]大阪音楽大学大学院作曲専攻修了。日本・東洋の哲学・美学をベー に、あたかも何もないかに見える日本的 空間に潜む”内なる声”の静的でありながら凝縮した激しい ネル ーをもつ音の宇宙(せかい)を追求、創作している。作品は、 イタリア 、ドイツ、 フランス 、ルーマニア などでも紹介されている。日本現代音楽協会会員。大阪音楽大学講師。

ラインハルト・フェーベル[モーツァルテウム大学教授] :Die Masken des Pierrot [道化の面] (2013)
Reinhard FEBEL;Die Masken des Pierrot
soprano:上野洋子[京都市立芸術大学専任講師] piano:小嶋稜[4]

私は劇場で見ていた偉大なパントマイムマルセル・マルソーのシーンに触発され、何か持続的に感銘を受けた。白い顔をした俳優、観客としかめっ面、 沈黙ですべての前で行われ、表される。しばらくして、彼がマスクを着用していることが明らかになる。すぐに彼は映画のように、努力もせず、これを引っ張る - 彼の顔から下に -多分それは、ゴムで作られていて、しかし、それらの間の唯一の新しいマスクが明らかにされている。それは生意気な笑いを表すマスクに来るまで -ニヤリ、厄介なルックス 、嘲笑、フラストレー ョン、皮肉 と彼は徐々にマスクや顔の表情の多様性をプルダウンする。彼は笑って笑って、笑っ て...しかし、今、それは彼がこのマスクをしていないことが明らかである。彼らは明らかに詰まった、徐々に、ほとんど死ぬほど笑って、これ以上の空気を、笑って得る。最後の瞬間だけ、自身の顔はほぼ息が詰まる、または彼の本当の顔さえ、ということではないか。
歌い手は女優として演じ、舞台で動作する。道化劇として演じる。それは歌うこころの作品の感覚を作る。道化の面は女声だけが演じられる。しかしなが ら、移調は可能である。ピアノのグリッサンドは移調ヴァージョンでは最小の変更で、もっぱら白鍵で下降する。

ラインハルト・フェーベル[作曲]ドイツの作曲家、オペラによって著名。音楽理論家でもあり、ハノーヴァー音楽演劇大学とザルツブルグ・モーツァルテウム大学教授。バーデンビュルツブルグ州メッティンゲンに生まれ、シュットゥットガルト音楽大学のユルゲン・ ウーデのもとでピアノを、ヘルムート・ラッヘンマンの進めで1979年より作曲を、さらにフライブルグ音楽大学でクラウス・フーバーの もとで作曲を、1982年パリのIRCAMで電子音楽をおさめる。1983年バイエルン歌劇場委嘱で室内オペラ「エゥリディーチェ」作曲。 1984年にはヴィラ・マッシモスカラシップでローマに滞在。1985年にはヨーロッパ共同体青少年オーケストラのために作曲した交響 曲をドナウエッシンゲン音楽週間で初演。1988年キール歌劇場でミュジックテアトル「客を伴った夜」を初演。1989年よりハノーヴァ ー音楽大学の作曲と音楽理論で教鞭を取る。1992年ドルトムント歌劇場で「カスパー・ホイザーの秒と年」(ルーカス・ヘムレブ台本) 初演。2003年フ ル ン ュ ン (フォルケンシュタインのオズワルトのテキストによる歌曲と合唱曲)がベルリンフィル初演。作曲 者自身の台本によるフリーダ・カーロ、エドヴァルド・ホッパーとディエゴ・ヴェラスケスの3つの画からの ンマーテ ー 二人の歌 手、二人の俳優と室内管弦楽のための は、 ンマー ーは2009年キール歌劇場初演。南アメリカのチリ、ペルー、ウルグアイ、 ペルー 、 アルゼンチン、ニュージーランド、南アフリカのナタル大学とキャメロン、スコーピエ、エディンバラとリガでも講演や上演を行う。

坪能克裕[日本現代音楽協会前会長] : Celestial−Vib (2007)
TSUBONOH Katsuhiro : Celestial−Vib
vibraphone:宮本妥子[同志社女子大学嘱託講師、相愛大学非常勤講師]

天空に響く音のゆらぎ、という意味です。ヴィブラフォーンの持っている様々な音が、浮かび上がります。そのために既成のバ の他に、真綿にくるまれたようなバチ 、皮のバチ、<料理の>ハシ 、吸盤のバチ 、(箒のような) クラスターバチ、などが使われます。
奇をてらい面白がってではなく、金属の深層にある真綿のようなバチでしか出ない音、吸盤が当たり、外れる時にでる音など、隠れた音たちの登場に私が感動してできた歌でもあるのです。
曲は、そのふんわりとした倍音のなかから始まります。正面からの演奏だけでななく、バチによっては縦に回り、反対側からも、演奏するようになっています。 1枚の鍵盤でも、板全体を使います。そして自然のなかの倍音に吸収されるように終わります。
ヴィヴラフォーン演奏家・藤本隆文氏のために書きました。今回の録音が初演になります。07年5月に作曲(坪能克裕)「CD:坪能克裕 スカイプリズム 現代日本の作曲家 fontec」より転載。
2013年滋賀県大津市伝統芸能会館能楽ホールで開催した国際フェスティバル「 アジアの音舞の現在2013」でも、宮本妥子氏の演奏により上演している。

坪能克裕[作曲]東京音楽大学作曲指揮科卒。「市民文化育成プロ ラム」を持ち、文化芸術の普及活動に従事。作品は管弦 楽曲、室内楽曲、電子音楽、子どもから大人の歌・合唱、TVや映画から ニメの音楽と多岐にわたる。東京音楽大学非常勤講師。 (公社)全国公立文化施設協会<活性化> ドバ ー。文化庁支援事業選考委員。(公財)花王芸術・科学財団選考委員。文化 政策審議会委員。前日本現代音楽協会会長(2008-2012)。著書に「教室から出た天才たち」「文化会館のマドンナたち」「鑑賞の 授業づくり デ 集(共著)」など。

伴谷晃二[ エリザベト音楽大学名誉教授] : 風の詩II 余白の旅を求めて
TOMOTANI Koji : The poems of wind II
十七絃箏:麻植美弥子 打楽器:宮本妥子[同志社女子大学嘱託講師、相愛大学非常勤講師]

二十数年前、『余白の旅』(日本基督教壇出版局)の著者であるカトリック司祭の井上洋治神父に出会った。氏は芭蕉、法然、一遍上人をはじめ東洋思想 の研究に優れ、書物も多い。また、「生きとしいけるものの余白の力こそ、芭蕉や一遍はこれを”風“ということばでよんだのではなかったのか。」との市のメッセージを背景に、十七絃箏とパーカッションの対話的作品とした。この作品は、12の小部分の連鎖からなる。

伴谷晃二[作曲]広島生まれ。国立音楽大学大学院修了。パリ、 エコールノルマル音楽院卒業。オリヴィエ ・メシアン他の各氏 に師事。現在、 エリベト音楽大学名誉教授、中国・四川音楽学院、広州大学、内蒙古市販大学客員教授。広島交響楽協会理事。日本現代音楽協会、日本作曲家協議会会員。中国・四国の作曲家会長。 オーケストラ・プロジェクト同人。「東 音楽祭 inヒロシマ」音楽監督。’92年、第2回国際作曲コンクール入選。’98年、文化庁芸術祭優秀賞受賞。<ISCM-ACL(国際現代音 楽協会、 作曲家連盟共催)World Music Days 2007 Hong Kong>入選。(<Music from Japan Festival( アメリカ公演)> 入選。<East Asia New Music Festival 2010 in Hong Kong>招待作品他。CDおよび楽譜出版多数。2009-10年「 オロチ 〜火 と水への讃歌〜神楽と ー トラのために」(委嘱、企画構成・作曲:世界初演)2015年「ヒロシマの詩VI、 クラリネット、打楽器、 弦楽オーケストラ のために」(ドイツ・ハノーバー市寄贈作品、世界初演)2009年度「広島市民賞」受賞。


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by n-nakamura226 | 2016-06-12 20:58 | Comments(0)
CHORAL CONCERT vocal ensemble clumusica

増田真結[京都市立芸術大学、神戸女学院非常勤講師] :
平安末期の古楽譜解釈による合唱組曲集(2015)
MASUDA Mayu : Choral Suite by the interpretation
of old notation in the end of Heian period
vocal ensemble clumusica 箏:中川佳代子

郎君子 やどれるはちす ひらくるおりに ほとけをみるぞ めでたきめでたき よろずのひかり かがやきあいて てらすぞやうれしき
伊勢海 いせのうみのなぎさに しおがいになのりそやつまん かいやひろわんや たまやひろわんや るり るりのちのこだち めでたやたからや いけのはまごとに たまやひろわんや たまやひろわんや
賀殿急 チララリ タラリラ チリラリ タラリラ チイララ タリラリ タラリヤ チイララ タンナアリ リイタリ チヤランナ アリタリ チヤランナ 続

増田真結[作曲]:京都市立芸術大学を卒業(音楽学部賞、京都音楽協会賞)、及び同大学院音楽研究科修士課 程を修了(大 学院賞)。在学時、明治安田クオリティオブライフの奨学生に選出、修士課程在学中にはドイツ・ブレーメン芸術大学へ交換留 2013年京都市立芸術大学院音楽研究科博士(後期)課程修了(音楽博士)。第10回東京国際室内楽コンクール第3位入賞、第 23回現音作曲新人賞受賞、第15回及び第18回 奏楽堂日本歌曲コンクール一般の部第2位入賞、第78回日本音楽コンクール作曲部門a入選。ドイツSyke市における、音を使ったインスタレーションの展覧会<Klanginstallation>に作品を招待出品。これま でに作曲を港大尋、青島広志、佐藤眞、松本日之春、前田守一、中村典子、ヨンギ ・パク =パーンの各氏に師事。日本・音楽家 協会会員。clumusica共宰、邦人作曲家作品の研究と普及を目的とするJCMR KYOTOメンバー。京都市立芸術大学非常勤講師、神戸女学院大学非常勤講師。

トマス・タリス :おんみのほかにのぞみなし(1570)
Thomas TALLIS : Spem in Alium nunquam habui

vocal ensemble clumusica
指揮:石原祐介[京都市立芸術大学非常勤講師] electronics:山口友寛[京都市立芸術大学非常勤講師]

Spem in alium nunquam habui Praeter in te, Deus Israel
Qui irasceris et propitius eris
et omnia peccata hominum

in tribulatione dimittis Domine Deus
Creator caeli et terrae respice humilitatem nostram

I have never put my hope in any other but in You, O God of Israel
who can show both anger
and graciousness,

and who absolves all the sins of suffering man Lord God,
Creator of Heaven and Earth
be mindful of our lowliness


おんみのほかにのぞみなし イスラエルの神よ 怒りと恵みを共に示す
そして苦しむひとの 全ての罪を免じる 主なる神よ
天地の創造者 我らの低さに留意ください

トマス・タリス [作曲] イギリスの16世紀の作曲家、 オルガン奏者。バッハ・ヘンデル誕生の100年前に没した。ロンドンの教会や 修道院、大聖堂、王室礼拝堂で働く。カトリック とプロテスタントが対立する宗教改革時、ラテン語および英語による作品を作曲。 この曲に代表される多重声部による大建築的対位法作品を本学で演奏するため エレクトロニクスの力を借りて40声部を本日の 歌い手の声で録音、円周的球体的音楽的構築を生演奏と協働して、15声部の生演奏と25声部のエレクトロニクス的再生による 40声部の聲の円環により、この全円半球状ホールで上演するものである。

清水慶彦[大分大学教育福祉科部准教授] :異形の法楽奥豊後邪宗祭儀遺聞(2014)
SHIMIZU Yoshihiko : A Hidden Ritual
指揮:石原祐介[京都市立芸術大学講師] 独唱:喜納和[院2]
箏:中川佳代子piano:小嶋稜 vocal ensemble clumusica

本作は、大分大学教育福祉化学部合唱のために作曲したもので、同大学平成25年度第49回合同音楽会、平成26年度第50回合同音楽会で演奏されています。
本作では、いわゆる「隠れ切支丹」のあいだで伝承されてきた「おらしょ」をテキストとしています。「おらしょ」とは、「隠れ切支丹」の祭儀にもちいられる一種 の読誦の総称で、ラテン語のOrationが転化したものとされます。16世紀末から17世紀初頭に宣教師たちによって日本で印刷された『どちりな・きりしたん』、『サカラメンタ 提要』などにふくまれる祈祷文や聖歌が、 キリスト教禁令期に次第に変容・土着化し、もはや原意のわからない呪文のようなものとして伝承され てきました(長崎県生月島などには、当時のラテン語聖歌に由来する旋律をともなう「歌おらしょ」である《なじょう》、《らおだて》、《ぐるりよざ》も伝承されています)。大分県には「おらしょ」などの伝承はみられないようですが、竹田の洞窟礼拝堂址などさまざまな切支丹遺構がみられます。

本作でもちいている「おらしょ」《みぜれめん》は、もとがラテン語とされており(『サカラメンタ提要』の《Miserere Mai》がとくに類似しています)、それがゆえ に呪力の強い「おらしょ」と位置づけられることもあるようです。ただし一般的に、「おらしょ」はその原文や意味について考慮されることはなく、 キリスト教の教 義や信仰とも乖離して、あくまで古くから伝わる意味不明の「呪文」として称えられるものですので、本作において、テキストの意味を理解する必要はあり ません。

清水慶彦[作曲]:京都市立芸術大学音楽学部作曲専攻卒業、同学大学院修士課程修了。同大学院の派遣制度によりブレーメ ン芸術大学にて研鑽をつんだ。京都市立芸術大学大学院博士後期課程修了、黛敏郎作品の研究 論文により博士号(音楽)取 得。これまでに松永通温、松本日之春、前田守一、中村典子、ヨンギ・パク =パーンの各氏に師事。作品集CD『清水慶彦作品集 六相円融』(studio N.A.T)が雑誌『レコード芸術』にて推薦盤に選定されるなど好評を得ている。京都市立芸術大学非常勤講師などを経て2012年より国立大学法人大分大学教育福祉科部准教授。

カルロ・フォルリヴェジ : Spem in Alium [おんみのほかにのぞみなし] (2005)
Carlo FORLIVESI : Spem in Alium
soprano:伊藤黎[今春院修了] soprano:中川郁文[今春院修了]

Spem in alium nunquam habui Praeter in te, Deus Israel
Qui irasceris et propitius eris
et omnia peccata hominum

in tribulatione dimittis Domine Deus
Creator caeli et terrae respice humilitatem nostrum

I have never put my hope in any other
but in You, O God of Israel
who can show both anger

and graciousness,
and who absolves all the sins of suffering man
Lord God,
Creator of Heaven and Earth be mindful of our lowliness

Respond for Sunday Matins, Historia Iudith cf Judith VI , 19 and VIII , 19-20

カルロ・フォルリヴェジ[作曲]:イタリアの作曲家、演奏家、研究者。ボローニャ音楽院、ミラノ音楽院、国立ローマ聖チェチー リア音楽院に学ぶ。フラン のIRCAM、デンマークのDIEM、文部科学省政府給費生として東京音楽大学、フルブライト奨学生とし てノースウェスタン大学で研究。多数の受賞のほか、アイヌ音楽を含む日本伝統音楽と舞踊の分野で研究を重ねた。作品は世界 各地の音楽祭、劇場で定期的に上演されている( アメリカ、 カナダ、 イタリア 、フランス 、ドイツ、 オランダ 、フ ンランド、ポーランド、日 本、中国、オーストラリアなど)。オーケストラ、合唱、室内楽、舞踊音楽、電子音楽、日本伝統楽楽器のために作品が書かれてい る。京都市立芸術大学、東京藝術大学、札幌大学、ノースウェスタン大学、パリ国立音楽院、ソルボンヌ大学、アデレード大学、メル ボルン大学で講演。現在、イタリア国立音楽院教授—作曲。

若林千春 : 魔法陣...数迷宮(1995) [かぞえうたによる変容]
混声合唱と鳴り物のために(1995)
WAKABAYASHI Chinaru : MAGIC SQUARE...Labyrinth of numbers
(Metamorphose by counting-songs)
指揮:若林千春[滋賀大学教育学部教授]
vocal ensemble clumusica

はじめに、ペンタトニックの海の中で増殖し、分裂してゆく“数“のイメージがあった。ある作曲家は、樹々の葉の枚数を、やがては河原の砂粒を数え始めた ということだが、幼少の頃より私にもその傾向があったように思う。
数は抽象的・普遍的・理念的なものであると同時に、象徴的・具象的・体質的・民族的な側面をも持ち合わせている。我が国の掛け算の“九九“には暗記 のためのフ がついており、四は“死“に通じ、“八“は末広がりを暗示し、無理数や電話番号などの語呂合わせは至るところに存在している。(好きな数字、 嫌いな数字が私にはあり、名前にまで数が組み込まれている)
これらさまざまな数の様相にとりかこまれかこまれている状態は、さながら迷宮そのもの、といったところであろう。
作品中に引用される華厳経(一切世界の美塵は、一々の微塵の中より、一切如来の光明、網雲をはなちて。。。)は、無限大と無限小のヴィジョンの、究極 における合一を象徴する。
そして「あちらがわ」でも、再び増殖を始めようとする“数“。。。。(CD 若林千春合唱作品集 『こゑづくし/音迷宮』プログラムノートより転載)

若林千春[作曲]:東京芸術大学作曲科卒業、同大学院作曲課程修了。日本音楽コンクール作曲部門( ー トラ作品)第1 位・安田賞を受賞。第1回東京文化会館舞台芸術作品募集最優秀賞。2001年東京文化会館舞台芸術フェスティバルにて舞台作 品が初演される。現代音楽 ミナー&フ テ バル「秋吉台の夏2006〜2011」の招聘講師として、講演《”うつ”概念による作品と 創造》をおこなう。現在までに9回の作品展を開催。委嘱作品の初演再演多数。「UTU」=「なにもないことのすべて」を コンセプトに 創造活動を展開中。作品は、東京フィルハーモニー・東京交響楽団・札幌交響楽団・東京混声合唱団・東京少年少女合唱 隊・合 唱団 響・松原混声合唱団などにより国内で演奏されているほか、 ジャパンフェスティバルインUKなど世界各国で演奏され、CD・楽譜 がリリース されている。東京藝術大学および同附属高校講師を経て、現在、滋賀大学教育学部教授。京都市立芸術大学非常勤講 師。平成19年度滋賀県文化奨励賞受賞。 http://homepage3.nifty.com/wakabayashichiharu/

稲谷祐亮: 渺聞
声、フルート、打楽器、ヴァイオリン、ヴィオラとエレクトロニクスのための (2015)
INATANI Yusuke : BYOHMON
voice:中部真美[3] vn:藪野巨倫[院2] va:江川菜緒[院1] fl:青木浅間[4]
perc:陶山美輝[本学卒、相愛大学大学院1] 指揮:三原寛志[2] electronics:稲谷祐亮[院2]

木の葉散る宿は聞き分く方ぞなき時雨する夜も時雨せぬ夜も(源頼実) 東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる(石川啄木)
「松蔭の月」−地歌箏曲
軒端の松に秋風の 音も淋しく更くる夜に かかる心のうき雲を 吹きはらひつつ
澄みのぼる 月の御影ぞあきらけき 憂きをなぐさむかたみとて 松のあらしを琴の音にして(作者不詳)

天 空 生 地

稲谷祐亮[作曲] 1992年、奈良県に生まれる。17歳より作曲を始める。作曲を土井智恵子、中川統雄、岡田加津子、葛西聖憲、 中村典子、前田守一の各氏に師事。アラン・ゴーサン、 カルロ・フォルリヴェジ、ラインハルト・フェーベル各氏のマスタークラスを受 講。2015年、京都市立芸術大学音楽学音楽学科作曲専攻を首席で卒業。在学中に、明治安田 リテ ブラ フ奨学生に推薦 される。現在、京都市立芸術大学大学院音楽研究科修士課程作曲専攻に在籍し、研鑽を積んでいる。

聖ヒルデ ルト・フォン・ビンゲン:Ave generosa (12C)[こんにちは こころの廣いひと]
Saint Hildegard von BINGEN ; Ave generosa
soprano:伊藤黎[今春院修了]

Ave, generosa, gloriosa et intacta puella. Tu pupilla castitatis, tu materia sanctitatis, que Deo placuit. Nam hec superna infusio in te fuit, quod supernum Verbum in te carnem induit. Tu candidum lilium, quod Deus ante omnem creaturam inspexit. O pulsherrima et dulcissima, quam valde Deus in te delectabatur, cum amplexionem caloris sui in te posuit, ita quod Filius eius de te lactatus est. Venter enim tuus gaudium havuit, cum omnis celestis symphonia de te sonuit, quia, Virgo, Filium Dei portasti, ubi castitas tua in Deo claruit. Viscera tua gaudium habuerunt, sicut gramen, super quod ros cadit, cum ei viriditatem infudit, ut et in te factum est, o Mater omnis gaudii. Nunc omnis Ecclesia in gaudio rutilet ac in symphonia sonet propter dulcissima Virginem et laudabilem Mariam, dei Genitricem.

Amen

I behold you, noble, glorious and whole woman, the pupil of purity. You are the sacred matrix in which God takes great pleasure.
The essences of Heaven flooded into you, and the Great Word of God dressed itself in flesh. You appeared as a shining white lily, as God looked upon you before all of Creation. O lovely and tender one, how greatly has God delighted in you. For He has placed His passionate embrace within you, so that His Son might nurse at your breast. Your womb held joy, with all the celestial symphony sounding through you, Virgin, who bore the Son of God, when your purity became luminous in God. Your flesh held joy, like grass upon which dew falls, pouring its life-green into it, and so it is true in you also, o Mother of all delight. Now let all Ecclesia shine in joy and sound in symphony praising the most tender woman, Mary, the bequeather/seed-source of God.
Amen.

私はあなたを見る、高貴な、栄光の完全な女性、純潔の弟子。あなたは神が大いなる喜びをもたらす聖なる基盤。天の本質があなたに溢れ、そして神の 偉大な言葉が肉体に宿った。あなたは輝く白いユリとして現れ、すべての創造の前に、神があなたに見る。おお、愛すべき優しいひと、神が歓喜することが いかに偉大であるか。彼の情熱の抱擁をところするため、彼の息子はあなたの胸に憩う。すべての天体の交響をあなたを通して響かせあなたの子宮は喜 びを持って、あなたの純潔が神で輝こうとした時、処女、神の息子を産む。あなたの肉体は歓喜を持って、その生命の緑がその中に降りそそぐ、露の落ちる 草のように、そしてあなたも、すべての母の喜び。今、 キリスト教会が喜びのうちに輝き、種の源で神の遺贈人たる最も優しい女性マリアの誉めたたえの交響が響く。

聖ヒルデガルト・フォン・ビンゲン[作曲](1098-1179)中世ド ツのベネデ ト系女子修道院長で神秘家、40歳頃「生ける光の影」 (umbra viventis lucis)の幻視体験(visio)。自己体験を書と絵に残す。ドイツ薬草学の祖。神学者、説教者、宗教劇作家、伝記作家、 言語学者、詩人、古代ローマ時代以降最初の女性作曲家。

中村典子:天聲地韻 vox caelum,terra rithimus (世界初演)
NAKAMURA Noriko : vox caelum,terra rithimus
spiritual voice:上野洋子[京都市立芸術大学専任講師] tenor:楊雪元[八橋検校]
vocal ensemble clumusica
箏:福原左和子 中川佳代子 横山佳世子[鳴門教育大学非常勤講師]
十七絃:麻植美弥子 打楽器:宮本妥子 [同志社女子大学嘱託講師、相愛大学非常勤講師]
上中あさみ [京都市立芸術大学非常勤講師] 指揮:中村典子 [京都市立芸術大学准教授]

信 唯一 之 神, 全 能 之 父, 天地 万 物 的 创 造 者。信 父 之 唯一 子 主 耶稣基督。
Xìn wéiyī zhī shén, quánnéng zhī fù, tiāndì wànwù de chuàngzào zhě. Xìn fǔ zhī wéiyī zi, zhǔ yēsū jīdū.
他 为 了 人类,为了 拯救 我们, 因 圣 神 降 孕,由 童贞 玛丽亚 诞生。
Tā wèile rénlèi, wèile zhěngjiù wǒmen, yīn shèng shén jiàng yùn, yóu tóngzhēn mǎlìyà dànshēng.
他 下降 阴 府, 第 三 天 复活。他 在 比 拉 多 执 政 时 蒙 难, 被 钉 在 十字架 上, 蒙 受
苦 难, 死而 安 葬。 Tā xiàjiàng yīn fǔ, dì sān tiān fùhuó. Tā zài bǐ lā duō zhízhèng shí méngnàn, bèi dīng zài shízìjià shàng,méngshòu kǔnàn, sǐ ér ānzàng.
他 升 天, 坐在了 全 能 之 父的右边。其日后 从 天 降来,审 判 生 死者。
Tā shēngtiān, zuò zàile quánnéng zhī fù de yòubiān.Qí rìhòu cóng tiān jiàng lái, shěnpàn shēngsǐ zhě.
此 世 永 不 终 结。 信 神 圣。 信 圣, 公, 信徒 之 唯一 教 会, 诸 圣 的 相 通, 罪过 的 赦 免。
Cǐ shìyǒng bù zhōngjié. Xìn shénshèng. Xìn shèng, gōng, xìntú zhī wéiyī jiàohuì, zhū shèng de xiāngtōng, zuìguo de shèmiǎn.
信 肉体 的 复活, 永 恒 的 生 命。 阿们!
Xìn ròutǐ de fùhuó, yǒnghéng de shēngmìng.Āmen! (中国語訳:逄军 パン・ジュィン)

わたしは信じます。唯一の神、全能の父、天と地、見えるもの、見えないもの すべてのものの造り主を。わたしは信じます。唯一の主 ・キリストを。主は神のひとり子、すべてに先だって父より生まれ、 神よりの神、光よりの光、まことの神よりのまことの神。造られることなく生まれ、父と一体。すべては主によって造られました。主は、わたしたち人類のため、わたしたちの救いのために 天からくだり、 聖霊によって、おとめマリアより からだを受け、人となられました。ポンテ ・ピラトのもとで、わたしたちのために十字架につけられ、苦しみを受け、葬られ、聖書にあるとおり三日目に復活し、 天に昇り、父の右の座に着いておられます。主は、生者と死者を裁くために栄光のうちに再び来られます。その国は終わることがありません。 わたしは信じます。主であり、いのちの与え主である聖霊を。聖霊は、父と子から出て、父と子とともに礼拝され、栄光を受け、また預言者をとおして語られました。 わたしは、聖なる、普遍の、使徒的、唯一の教会を信じます。罪のゆるしをもたらす 唯一の洗礼を認め、死者の復活と 来世のいのちを待ち望みます。 アーメン。 [ニケア ・コンスタンチノープル信条: カトリック中央協議会 日本司教団公文書より http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/doc/prayers/nicene.htm]

Credo in unum Deum. Patren omnipotentem, factorem caeli et terrae, visibilium omnium et invisibilium. Et in unum Dominum Jesum Chirstum Filium Dei unigenitum Et ex Patre natum ante omnia ssecula. Deum de Deo lumen de lumine, Deum verum de Deo vero. Genitum,non factum,consubstantiallem Patri:per quem ominia facta sunt. Qui propter nos homines,et propter nostram salutem descendit de caelis. Crucifixus etiam pronobis: sub Pontio Pilato passus,et sepultus est. Et resurrexit tertia die, secundum Scripturas. Et asendit in caelum: sedet dextream Partris. Et iterum ventures et cum gloria judicare vivos st mortuos: cuius regnini non erit finis Et in Spiritum sanctum,Dominum,et vivificantem: qui ex Patre Filio que pro cedit. Qui cum Patre et Filio simuladoratur,et conglorificatur: qui locutus est per Prophetas. Et unam,sanctum catholicam et apostolicam Ecclesiam. Confiteor unum baptisma in remissionem peccatorum. Et exspecto resurrectionem mortuorum. Et vitam venturi saeculi. Amen.

すべてを知る覚醒者に挨拶します。 聖なる観音は考え抜いて知った。それは知恵の完成でした。存在は五つの要素であり、その本当の性質には実体がない。
観 自在 菩薩 行 深 般若 波羅蜜 多 時 照 五 蘊 皆 空 度一切 苦厄
Guān zìzài púsà xíng shēn bōrě bōluómì duō shí zhào wǔyùn jiē kōng dù yīqiè kǔ è

みなさま、聴いてください。現世ではものには実体がない。実体がないゆえにものはものでいられる。実体がないといえどものからは離れない。 ものは、実体がないことを離れてはものでない。およそものというものはすべて実体がない。実体がないということはものであるといことです。 これと同じに、感じることも、かたちも、思うこころのちからも、知るすべても、すべて、実体がない。
舎利 子 色 不異 空 空 不異 色 色即是空 空即是色 受 想 行 識 亦 復如是
shelì zi sè bù yì kōng kōng bù yìsè sèjíshìkōng kōngjíshìsè shòu xiǎng xíng shí yì fù rúshì

みなさま、聴いてください。現世では、すべての存在に実体はない。生じたことも、滅したこともなく、汚れず、汚れを離れず、減ることも増すこともない。
舎利 子 是 諸 法 空 相 不生 不滅 不垢 不浄 不 増 不 減
shelì zi shì zhū fǎ kōng xiāng bùshēng bùmiè bù gòu bùjìng bù zēng bù jiǎn

だからみなさま、聴いてください。実体がないなら、感じることも、かたちも、思うこころのちからも、知るすべても 眼も、耳も、鼻も、舌も、身体も、心も、想いも、声も、香りも、味も、 触れたり、心に向かうものも眼から意識まで、すべてがことごとくない。さとることも迷うこともない。
是 故 空中 無色無 受 想 行 識無眼耳鼻舌 身 意無色 声 香味 触法無 限界 乃至無意識 界無
shì gù kōngzhōng wúsè wú shòu xiǎng xíng shí wú yǎn ěrbí shé shēn yì wúsè shēng xiāngwèi chùfǎ wú xiànjiè nǎizhì wúyìshí jiè wú

老いることも死もなく、老いも死もなくなることがない。苦しみも苦しみの源もなく苦しみに手を出すことも苦しみを止める道もない。
乃至無老死亦無老死尽無苦集 滅道 無智亦無得
nǎizhì wú lǎosǐ yì Wú lǎosǐ jǐn wú kǔ jí miè dào wú zhì yì wú dé
無明 亦無無明 尽
wúmíng yì wú wúmíng jǐn

ゆえに、得ることもなく 道を求めるものの知恵の完成により 心の障りもなく、恐れなく 一切の顛倒した考えから遠く離れ 心の平和の境地に入る。
以無 所 得故菩提薩依般若波羅蜜 多故心無礙 無礙故 無有 恐怖遠離 一切 顛倒 夢想 究竟 涅槃 三世 諸仏依般若波羅蜜 多故得阿耨 多羅三 藐 三菩提
yǐ wú suǒdé gù pútí sà yī bōrě bōluómì duō gù xīn wú ài wú ài gù wú yǒu kǒngbù yuǎnlí yīqiè diāndǎo mèngxiǎng jiùjìng nièpán sānshì zhūfó yī bōrě bōluómì duō gù dé ā nòu duō luó sān miǎo sān pútí

私は知る、大いなる知恵の完成を。 虚しさのない一切の苦しみを超える真実を。
故知 般若 波羅蜜 多 是 大 神呪 是 大明 呪是 無 上 呪 是 無 等 等 呪 能 除 一切 苦 真実 不虚
gùzhī bōrě bōluómì duō shì dà shénzhòu shì dàmíng zhòu shì wú shàng zhòu shì wú děng děng zhòu néng chú yīqiè kǔ zhēnshí bù xū

いきなさい。いきなさい。向こう岸にいけるもの 向こう岸に渡り切れるもの 覚醒するものよ、幸あれ。
故説 般若 波羅蜜多 呪即 説 呪 曰 呪即 説 呪 曰
gùshuōbōrěbōluómìduōzhòujíshuōzhòuyuēzhòujíshuōzhòuyuē
[漢訳:玄奘三蔵 邦意訳:中村典子]

Namas Sarvajñāya. āryāvalokiteśvaro bodhisattvo gaṃbhīrāyāṃ prajñāpāramitāyāṃ carayāṃ caramāṇo vyavalokayati sma: pañca skandhās, tāṃś ca svabhāvaśūnyān paśyati sma. iha Śāriputra rūpaṃ śūnyatā, śūnyatāiva rūpam. rūpān na pṛthak śūnyatā, śūnyatāyā na pṛthag rūpaṃ. yad rūpaṃ sā śūnyatā, yā śūnyatā tad rūpam. evam eva vedanā-saṃjñā-saṃskāra- vijñānāni. iha Śāriputra sarvadharmāḥ śūnyatālakṣaṇā anutpannā aniruddhā amalāvimalā nonā na paripūrṇāḥ. tasmāc Chāriputra śūnyatāyāṃ na rūpaṃ na vedanā na saṃjñā na saṃskārā na vijñānaṃ. na cakṣuḥ-śrotra-ghrāṇa-jihvā-kāya-manāṃsi, na rūpa-śabda-gandha-rasa- spraṣṭavya-dharmāḥ, na cakṣur-dhātur yāvan na mano-vijñāna-dhātuḥ. na vidyā nāvidyā na vidyākṣayo nāvidyākṣayo yāvan na jarāmaraṇaṃ na jarāmaraṇakṣayo na duḥkha-samudaya- nirodha-mārgā, na jñānaṃ na prāptiḥ. tasmād aprāptitvād bodhisattvānāṃ prajñāpāramitāṃ āśritya viharaty a-cittā varaṇaḥ. cittāvaraṇa-nāstitvād atrasto viparyāsātikrānto niṣṭhanirvāṇaḥ. tryadhvavyavasthitāḥ sarva-buddhāḥ prajñāpāramitām āśrityānuttarāṃ saṃyaksambodhiṃ abhisambuddhāḥ. tasmāj jñātavyaṃ prajñāpāramitā-mahāmantro mahāvidyāmantro ’nuttaramantro ’samasama-mantraḥ, sarvaduḥkhapraśamanaḥ. satyam amithyatvāt prajñāpāramitāyām ukto mantraḥ,tad yathā: gate gate pāragate pāra-saṃgate bodhi svāhā. iti Prajñāpāramitā-hṛdayaṃ samāptam.

中村典子[作曲]滋賀県草津市に生まれる。京都市立芸術大学音楽学部作曲専修卒業、京都音楽協会賞受賞。 同大 学院首席修了、大学院賞受賞。同大院在学中にブレーメン芸術大学へゼメスター派遣留学。故廣瀬量平、北爪道夫、前 田守一、藤島昌壽、田島亘、故H.J.カウフマン、G. アミの各氏に師事。日本、韓国、中国、台湾、 アメリカ 、メキシコ、ドイツ、 フランス 、オーストリア 、イタリア、スイス 、スペイン、ノル ウェー、 スウェーデン、 イスラエルの15 国各地で作品上演。7回の個展。91年より京都市立芸術大学で教える。1991年ハ デルベル 大学で自作含む講演(日本の女性作曲家達)。1993年金剛能楽堂初演のバレエ「花變容」が1994年東京フェスティバルバレエ 全米ツアー演目となり全米9都市巡演。1995年 国連憲章50周年記念UNited We Danceでの ンフラン ペラハ 公演に招聘され3回公演。97年第1回小倉理三郎音楽奨学金受給者。Artist in residence in "die Höge(Syke)".国際女性作曲家会議(ドイツ)。2001年京都市芸術新人賞受賞。2008年より京都芸術 ン ー運営委員。2008年2012年と日韓で舞踊家李周煕と連続公演。2010年平成22年度滋賀県文化奨励賞受賞。 Asian Composers League Conference & Festival入選 (2009韓国,2011台湾、2012イスラエル) 2011年ニュージャージー市立大学、2012年イタリア ・”M. ポリーニ“パドヴァ音楽院コンサート。2013年大邱国際現代音楽祭、ボローニャイモラサンドメニコ 教会・ヴェローナ大聖堂公演。2013年2014年イスラエル・ テルアヴィヴブルーメンタ ール センターVOX FEMINAE公演、2014年韓国ARUKO芸術劇場大劇場舞踊連続公演、2014年ザルツブルグ・モーツァルテウム大学で講演(身体と図譜)とコンサート。2015年ファウムチェンバーオーケストラ朝鮮通信使プロジェクトIII日韓国交正常化50周年記念京都公演。2016年 1月韓国現代音楽創造集団empty note & clumusica大邱共同公演。 2016年4月ザルツブルグ・モーツァルテウム大学で講演「流動リズムと音響的推移を通した形状によるアジアの風景—21世紀ウラヴィーアリートとして—視覚現象融合による音響推移を通した言語的構造体再統合《夜色樓臺雪萬家》」と コンサート。日本現代音楽協会、日本作曲家協議会会員。clumusica共宰。 コチの会・東風同人。現在、京都市立芸術大学音楽学部准教授。http://d.hatena.ne.jp/nakamura96/ http://nakamura89.exblog.jp

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by n-nakamura226 | 2016-06-12 20:58 | Comments(0)
International Contemporary Music Festival ”Present of Orchestral Asia 2016”
VOICES for PRAYER
circulation of field songs,beginningminiature in sky
organizer:ensemble clumusica & vocal ensemble clumusica clumusica@Nakamura lab,Faculty of Music,Kyoto City University of Arts under the auspices of Japan Society for Contemporary Music,The Japan Federation of Composers Inc. assisted by Morohashi lab,Composition Course,Osaka Collage of Music Wakabayashi Lab,Faculty of Education,Shiga Universtiy Maeda lab,Faculty of Education,Kochi Universtiy Hohjoh lab,Music Education Course,Nara University of Education Shimizu lab.Department of Education,Welfare and Science,Oita Universtiy festival message:WASHIDA Kiyokazu (president of Kyoto City University of Arts) festival advisor:YAMAMOTO Tsuyoshi (head of graduate school of music,KCUA) OSHIMA yoshimi (dean of faculty of music,KUCA) hall portrait exhibition selection:IZUHARA Tsukasa (professor of Faculty of Arts,KCUA) MIYATA Yukino (partime lecturer,print lab.) lighting:WATANABE Kana(Japanese painting,4)electoronics:YAMAGUCHI Tomohiro (part-ime lecturer,computer music lab.) recording:NISHIMURA Chizuko (part-time lecturer,university hall) stage director:KOMATSU Atsushi (special researcher of music education study group in KCUA,part-time lecturer of Konan Women College) sub-stage director:INATANI Yusuke (M2,Graduate School KCUA) floor director:SASAKI Nozomi (Master,Graduate School KCUA) 22nd May,2016 Universtiy Hall,Kyoto City University of Arts [free entrance ]
OPENING CONCERT 14:00 [open 13:30] TALK SESSION 15:15 CHORAL CONCERT 17:30
OPENING CONCERT ensemble clumusica KOMATSU Atsushi [special researcher of music education study group KCUA,part-time lecturer of Konan Women College]:Ring of Voice (World Premiere) trombone:TAKEUCHI Sawako [Master,Graduate School KCUA] WADA Midori [Master,Graduate School KCUA] TANAKA Kohei [2] HOHJOH Mikayo [associate professor,NARA University of Education] : I,IV from TAMAYURA (2013) cello:ONISHI Yasunori [alumnus,KCUA] cb:AKAMATSU Miyuki [alumuna KCUA] PARK Soohyun [ISCM World Music Days 2009 (Sweden) 2014 (Poland) ] : White Kagura (World Premiere) soprano:WADA Yuka [M2,Graduate School KCUA] double bass:ISHIZUKA Ren [3,KCUA] MAEDA Katsuji : ito-no-oto (2013) violin: YAGIRA Marino [4,KCUA] piano:MAEDA Katsuji (associate professor,Kochi University) MOROHASHI Reiko [lecturer,Osaka College of Music]:OTONAHI II (2013) keyboard harmonica:ITO Keisuke [5,KCUA] KOJIMA Ryo [4,KCUA] NISHIMURA Akihiro [alumunus,KCUA -Graduate School,OSAKA Kyoiku University] Reinhard FEBEL [professor,Universtät Mozarteum Salzburg] :Die Masken des Pierrot (2003) soprano:UENO Yoko [full-time lecturer,KCUA] KOJIMA Ryo [4,KCUA] TSUBONOH Katsuhiro [ ex-Presidndent of Japan Society for Contemprary Music]:Celestial—Vib (2007) vibraphone:MIYAMOTO Yasuko [lecturer of DOSHISHA Women College & SOAI University] TOMOTANI KOJI [professor emeritus,Elisabath College of Music]:Kaze no Uta (The Poem of Wind) (2014) 17gen:OE Miyako percussion:MIYAMOTO Yasuko [lecturer of DOSHISHA Women College & SOAI University]
TALK SESSION Voice of Prayers −from the things of invisible, hidden and lacking− moderator:NAKAMURA Noriko [associate professor,Kyoto City Universtiy of Arts]
CHORAL CONCERT vocal ensemble clumusica
vocal ensemble clumusica ITO Rei [master,Graduate School KCUA] NAKAGAWA Ikumi [master,Graduate School KCUA] MURABE Ena [alumuna,KCUA] MARUYAMA Akiko [master,Graduate School KCUA Kobe City mixed Chorus] ISHIDOH Ai [alumuna,KCUA] NAKAHARA Kana [alumuca,KCUA] KATAYAMA Chise [alumuna,KCUA] SETOGUCHI Ayano [master,Graduate School OSAKA College of Music] KINA Nagomu [M2,Graduate School KCUA] NAKAGAWA Tomoki [alumunus,KCUA] IKEDA Masaki [M2, Graduate School KCUA] MIYAO Kazuma [4,KCUA] KIKUTA Yoshinori [Alumunus,KCUA] OI Takuya [alumunus,KCUA M2,Graduate School OCU] UCHIYAMA Kento [master,Graduate School KCUA,Biwako vocal ensemble] MASUDA Mayu [part-time lecturer,KCUA & KOBE College]:CHORAL Suite by the interpreration of classical scores in end of HEIAN period (2015) vocal ensemble clumusica koto:NAKAGAWA Kayoko Thomas TALLIS:Spem in Alium nunquam habui (1570) vocal ensemble clumusica conductor:ISHIHARA Yusuke [comcert master ,Kobe City Mixed Chorus,part-time lecturer,KCUA] electronics:YAMAGUCHI Tomohiro [part-time lecturer,KCUA] SHIMIZU Yoshihiko [associate professor,Oita University]: (2014,Version Premiere) conductor: ISHIHARA Yusuke [part-time lecturer,KCUA,concert master of Kobe City mixed Chorus ] tenor:KINA Nagomu [M2,Greduate school KCUA] 20gen: NAKAGAWA Kayoko vocal ensemble clumusica Carlo FORLIVESI:Spem in Alium (2005) soprano:ITO Rei [master,Graduate School KCUA] NAKAGAWA Ikumi [master,Graduate School KCUA] WAKABAYASHI Chiharu:Magic Square…number labyrinth [metamorphosis by KAZOEUTA](1995) conductor:WAKABAYASHI Chiharu [professor,SHIGA University] vocal ensemble clumusica INATANI Yusuke:BYOHMON (2015) voice:NAKABE Mami [4] vn:YABUNO Kirin [M2] va:EGAWA Nao [M1] fl:AOKI Asama[4] SUYAMA Miki[alumuna,KCUA M1,SOAI University Graduate School] Saint Hildegard von BINGEN :Ave Generosa [12C] soprano: ITO Rei [master,Graduate School,KCUA] | MIHARA Hiroshi [2] electronics:INATANI Yusuke [M2.Graduate School KCUA] NAKAMURA Noriko :Vox Caelum,Terra Rithimus (World Premiere) spiritual voice:UENO Yoko [full-time lecturer,KCUA] tenor::YANG Xueyuan [YATSUHASHI Kengyo] vocal ensemble clumusica koto:UKUHARA Sawako NAKAGAWA Kayoko YOKOYAMA Kayoko [part-ime lecturer,NARUTO University of Education] 17gen: OE Miyako percussion:MIYAMOTO Yasuko [part-time lecturer of DOSHISHA Women College & SOAI University] KAMINAKA Asami [part-time lecturer,KCUA] conductor:NAKAMURA Noriko [associate professor,KCUA] stage : Nakamura lab,Faculty of Music,Kyoto City University of Arts planning:MASUDA Mayu SHIMIZU Yoshihiko NAKAMURA Noriko clumusica@Nakamura lab,KCUA

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by n-nakamura226 | 2016-06-12 20:57 | Comments(0)